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コンサートチケット転売の暴利を防ぐ、米ミネソタ州が「スウィフト法」

コンサートチケット転売の暴利を防ぐ、米ミネソタ州が「スウィフト法」

Posted May. 10, 2024 08:39,   

Updated May. 10, 2024 08:39

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「ダフ屋がテイラー・スウィフト(35)のコンサートチケットを3万5000ドル(約4800万ウォン)で売ることができないようにする」

米国北部ミネソタ州が7日(現地時間)、ポップスターのスウィフトのコンサートを含めた人気コンサートのチケットを買い占めては、莫大な価格で転売する行為を来年1月1日から禁止することにした。

AP通信などによると、ミネソタ州のティム・ウォールズ知事は同日、コンサートチケットの転売規制法案である「ハウスファイル1989」に署名した。これによって、ミネソタ州で開かれるすべてのコンサートでは、チケット販売者は定価にいくらの手数料を付けるかを必ず公開しなければならず、転売は1枚だけが認められる。

法名はスウィフトの出生年度とアルバムのタイトルである「1989」から取った。ウォルズ州知事は「詐欺チケットから消費者を保護し、リセラーの買い占めも防止する」と意味を与えた。

同法を代表発議した米民主党のケリー・モーラー州下院議員はリセラーの乱立で2022年にチケット販売サイト「チケットマスター」サーバーがダウンし、スウィフトのコンサートチケットを買えなかった被害者の一人だった。当時、リセラーがチケットを買い占めたために販売サイトに多くの人が同時接続し、サイトが随時ダウンした。また、49~499ドルだったチケット価格が最高3万5000ドルまで急騰し、社会的な問題にもなった。


キム・ボラ記者 purple@donga.com