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SKとTSMCが「技術同盟」、AI向け次世代チップで提携

SKとTSMCが「技術同盟」、AI向け次世代チップで提携

Posted April. 20, 2024 08:24,   

Updated April. 20, 2024 08:24

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SKハイニックスは台湾のTSMCと提携して、人工知能(AI)の半導体に欠かせない次世代高帯域幅メモリ(HBM)を共同開発することにした。HBMの世界1位(SKハイニックス)とファウンドリ(受託生産)世界1位(TSMC)が、「技術同盟」を結んだのだ。HBM世界2位であり、ファウンドリ世界2位の三星(サムスン)電子との競争で確固たる優位を確保しようとする戦略と見られる。

19日、SKハイニックスは、TSMCとの技術協力のための覚書(MOU)を交わし、2026年に量産予定のHBM4(第6世代HBM)を一緒に開発すると発表した。

両社は、AI演算装置と繋がってHBMを制御する「ベースダイ(Base Die)」の性能を改善する方針だ。またTSMCの特許工程である「チップオンウェハーオンサブストレート(CoWos)」技術を、SKハイニックスのHBM生産技術に採用する予定だ。これにより、第6世代HBMを真っ先に開発し、量産するという。現在、SKハイニックスと三星電子は、第5世代HBM技術競争を繰り広げている。先月20日、SKハイニックスが第5世代8段HBM3Eの量産に成功したと明らかにすると、三星電子は8段より4層をさらに積んだ12段HBM3Eを初めて開発したと発表した。SKハイニックスがTSMCと「連合軍」を形成したことで、グローバルHBMおよびファウンドリ業界はより一層激しい競争が繰り広げられるものと見られる。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com