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ソウル大学医学部の今年度定時合格者の4人に1人が英才・科学高校出身

ソウル大学医学部の今年度定時合格者の4人に1人が英才・科学高校出身

Posted April. 03, 2024 09:07,   

Updated April. 03, 2024 09:07

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今年、ソウル大学医学部の定時合格生4人に1人は、英才学校や科学高校出身であることが分かった。英才学校や科学高校出身が医学部に進学すれば、政府は奨学金と教育費を還収しているが、「医学部ブラックホール」現象の深刻化でその割合がさらに増えたのだ。

2日、国会教育委員会所属の最大野党「共に民主党」の姜得求(カン・ドクグ)議員が教育部から提出を受けた資料によると、2024学年度のソウル大学医学部の定時合格生40人のうち10人(25%)は、英才学校や科学高校の卒業生だった。2022学年度は9人、2023学年度は5人だったが、今年は10人に増えた。

ソウル大学や延世(ヨンセ)大学(ソウル)、カトリック大学、蔚山(ウルサン)大学の医学部4校の随時・定時合格生(396人)のうち、英才学校や科学高校出身は54人(13.6%)だった。

英才学校と科学高校の卒業生が医学部に進学することをめぐって、これらの学校の設立趣旨は理工系人材育成ということで議論が少なくなかった。このため、政府は、2022学年度の入学生から、英才学校や科学高校から医学部に志願したり進学すれば、奨学金と教育費を還収している。ただ、理工系系列に先に進学後、浪人や仮面浪人を経て、定時で医学部に進めば、還収対象に含まれない。

今年、英才学校7校で医薬学系列に志願した生徒は110人で、そのうち進学に成功した生徒は62人だった。ソウル科学高校など一部の英才学校は、在学生が医学部に合格せず、志願するだけでも教育費の還収など不利益を与える。今年は、計66人の学生が、医学部や薬学部への志願の代価として、約4億2000万ウォンを学校に返還した。1人当たり638万ウォンの水準だ。


イ・ムンス記者 doorwater@donga.com