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非対面診療の基準緩和から2ヵ月、申請は7倍も増加

非対面診療の基準緩和から2ヵ月、申請は7倍も増加

Posted February. 09, 2024 08:38,   

Updated February. 09, 2024 08:38

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昨年12月15日、非対面診療の基準が緩和され、患者の非対面診療の申請が7倍以上増えたことが分かった。申請後、実際に非対面診療を受けた患者は26倍も膨らんだ。

非対面診療プラットフォームの集まりである遠隔医療産業協議会(遠産協)は、非対面診療基準の緩和前後の50日間、4つの代表プラットフォームの非対面診療の利用件数を分析し、8日公開した。遠産協によると、基準緩和直後の50日間(昨年12月15日~今月2日)の非対面診療要請は17万7713件だった。基準緩和前の50日間(昨年10月15日~12月3日)の診療要請が2万1293件だったことと比較すると、7.3倍も伸びた。

非対面診療を申請後、実際に受診した人々の増加幅はさらに大きかった。基準緩和前は非対面診療を要請した患者のうち、23.7%だけが実際に受診した。以前は原則的に「再診」患者のみ非対面診療を受けることができたため、申請しても診療を受けられないことが多かった。この期間、非対面診療を受けた患者は5000人前後と試算される。一方、基準緩和後は、約13万4700人(要請患者のうち75.8%)が非対面診療を受け、増加幅は26倍に達した。イ・スル遠産協共同会長は、「『再診』の基準に該当せず、非対面診療を受けられなかった患者まで利用できるようになり、大きく増えたものと見られる」と述べた。

また、遠産協によると、基準緩和後、非対面診療の利用者の94.5%は、休日または夜間に診療を受けた。休日の夜間は自宅近くの医療機関のほとんどが閉鎖され、非対面診療を受けようとする患者が増えたものと分析される。特に、小児青少年科の非対面診療の割合は、基準緩和前後の全体診療の11.8%から28.8%へと高まった。

ただ、現行の非対面診療は、まだ薬の配送が認められておらず、限界があるという指摘も出ている。非対面診療を受けても、薬は患者が薬局に直接行って受け取らなければならないからだ。保健福祉部は昨年12月、非対面診療を受けられる「再診患者」の基準を大幅に緩和し、休日と夜間は初診患者も非対面診療を受けられるようにした。


イ・ジウン記者 easy@donga.com