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「現金王国」脱出に乗り出した日本、ATMを大幅に削減

「現金王国」脱出に乗り出した日本、ATMを大幅に削減

Posted May. 04, 2023 08:43,   

Updated May. 04, 2023 08:43

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金融分野のデジタル転換が比較的遅く、現金取引が多いことから「現金王国」と呼ばれる日本の銀行が、デジタルバンキングの拡大に向けて現金自動預け払い機(ATM)を減らしている。

日常生活で現金を使うことが少なく、ATMを利用することが少ない韓国とは違って、日本ではまだATMの前に並んで入出金や各種金融取引をする人が多い。低金利の長期化で収益性が脅かされている日本の銀行にとっては、管理コストがかかるATMを減らすことが課題だ。

3日、日本メディアによると、日本最大手のメガバンクである三菱UFJ銀行は、今年中に東京などで稼働中の24時間ATM98台を時間制に変更することを明らかにした。今後、同行のATMは午前0時~午前6時は利用できない。同行は、顧客の便宜のために2003年に24時間ATMを導入した。しかし、コンビニのATMが活性化し、キャッシュレス(電子取引)も拡大したことで、24時間ATMの需要が大幅に減少した。

同行は、ATMの取引手数料も大幅に引き上げた。ATMの他行への振込手数料を最大880円(約8800ウォン)に引き上げ、インターネットバンキングの手数料(最大220円)と差をつけた。ATM取引をできるだけ抑制し、顧客をインターネット・モバイルバンキングに引き込むことが狙いだ。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com