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「注意深く考えてみよ」

Posted December. 14, 2020 08:26,   

Updated December. 14, 2020 08:26

한국어

世界が新型コロナウイルスのワクチン確保に向けて激しい競争を繰り広げている。韓国は米国や欧米に比べて感染拡大が深刻な状況ではない。それでも競争で後れを取っているのではないか懸念される。

△「No one wants to put their eggs in one basket.」

多くの国が事前購入契約を通じて十分な量のワクチンを確保する戦略を立て、また、一つワクチンだけに依存せず、いくつかのワクチンを確保するリスク分散戦略を立てている。「誰も一つのかごに卵を入れたいと思わない」。これは投資の基本原則だ。スイス・ジュネーブにある国際開発高等研究所の世界保健センターのスーリー・ムーン共同責任者は、投資の原則がワクチン確保でもそのまま適用されていると話す。

△「Just doing the maths, you can see it's not enough to go around.」

 

来年までにファイザーなど製薬大手が供給する量の半分ほどは、米国、欧州、日本など一部の国がすでに事前獲得した状況だという。これらの国は世界の人口の10~15%だが、ワクチンを半分も持っていったことになる。「国境なき医師団」の医療ディレクター、シドニー・ウォン氏は、「計算してみると、(他の国が)分け合うほど十分な量はないということが分かる」と話す。「Do the math」は「計算する」、「論理的に考える」という意味で、米国では「math」、欧州では「maths」という。「Go around」は衣料品、生活必需品、食料などを分け合う時に使う言葉だ。

 

△「The biopharmaceutical industry has a once-in-a-generation opportunity to reset its reputation.」

 

これまで、巨大製薬会社はイメージが良くなかった。ところが今回、蓄積された技術力を基にワクチンの商用化に成功し、イメージアップができた。製薬会社イーライリリーのデイビッド・リックス最高経営責任者は、「バイオ製薬界は評判の立て直しのために一生一代の機会を得た」と話した。「Once-in-a-generation」ではなく「once-in-a-lifetime」を使ったりもする。言葉の意味上「opportunity(機会)」と共に使うことが多い。


鄭美京 mickey@donga.com