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ハンファ・金泰均が引退会見、優勝がないことに「一生の悔い」

ハンファ・金泰均が引退会見、優勝がないことに「一生の悔い」

Posted October. 23, 2020 09:14,   

Updated October. 23, 2020 09:14

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「30、40点くらいでしょう」

20年間のプロ野球選手としての生活に終止符を打った自身の活躍を評価して欲しいという質問に、ハンファの金泰均(キム・テギュン=38・写真)は、こう答えた。KBOリーグ史上最多安打3位(2209安打)、最多塁打4位(3557塁打)など価値ある記録を残した。しかし2001年のプロ入り以来、一度も優勝を経験できなかったことを意識した発言だった。

金泰均は22日、大田(テジョン)のハンファ生命イーグルスパークで行われた引退会見で、「個人的には、常にベストを尽くしたのだ、採点できるものじゃないし、点数をつけてはならないと思う。しかし、チームの中心打者として主力選手としてチームを優勝に導くことができなかったので、高い評価は難しい」と語った。ファンに対しては改めてお詫びの言葉を伝えて上で、「一生の悔いとなった優勝を、若い後輩たちが晴らして欲しい」と話した。

いつも着ていたユニフォームの代わりにグレーのスーツを着て会見に臨んだ金泰均は、自身の名前が入ったハンファと代表チームのユニフォームがかけられたテーブルの前に座って、しばらく目を潤ませていた。二度と言うことがなくなった「アンニョンハセヨ。ハンファ・イーグルス選手の金泰均です」と挨拶してから3分ほど言葉が出なかった。

今季開幕を控えて1年契約を結んで背水の陣を敷いた金泰均は、「シーズン序盤(5月)に2軍に降格してから色々なことを考えた。8月に再び2軍に下ろされて多くに有望株たちを見ながら引退を決心した」と話した。先月に引退を決めて今月21日に球団が正式に引退を発表するまで、2軍でいつも通り練習に励んだ。

8月15日の三星(サムスン)戦を最後に選手生活を締めくくった金泰均は、引退試合に出たくないかという質問に、「自分にとって大事なだけに、他の誰かにもその打席は切実なものだ。後輩の貴重な機会を奪いたくない。誰かが、その打席を契機に来年にさらに選手として成長してもらいたい」と答えた。2001年にハンファに入団し、18年間(2010年と2011年は日本の千葉ロッテ所属)ハンファのオレンジ色のユニフォームだけを着続けた金泰均は、団長アドバイザーの仕事を任された。


姜泓求 windup@donga.com