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日本、重症だけコロナ検査…感染者縮小疑惑

日本、重症だけコロナ検査…感染者縮小疑惑

Posted February. 26, 2020 08:14,   

Updated February. 26, 2020 08:14

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日本政府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断検査を制限的に実施し、感染者数が実際より大幅に縮小されているという指摘が出ている。医師であり医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんは25日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「日本は大病院だけが重症患者に対する新型コロナの検査を行っている」とし、「医療保険で診療を受けることができる病院全てが検査を実施しなければならない」と強調した。また、「日本政府が開催を控えた東京五輪を意識して『日本国内で感染は蔓延していない』と主張している」と指摘した。

 

厚生労働省は、△新型コロナ感染者との濃厚接触者、△流行地域への出国履歴がある人、△37.5度以上の発熱を基準に選別的に診断を実施している。実際に検査するかどうかは医師が総合的に判断して決める。東京新聞は25日、「要件が厳しく、病院に行っても検査を受けることができないケースが続出している」とし、「現時点で確認された感染者は氷山の一角とみえる。検査対象者を広がれば、感染者数が急増する可能性がある」と報じた。

厚生省が21日にホームページに明らかにした新型コロナ検査状況によると、診断検査を受けた人は、△国内693人、△チャーター機帰国者829人、△クルーズ船乗船者3063人の4585人にとどまる。韓国政府が風邪の症状まで幅広く検査するのとは大きな違いだ。

 

日本政府は25日、安倍晋三首相の主宰で新型コロナ対策本部会議を開き、感染者が急激に増加する地域は一般病院でも感染者を受け入れるよう方針を定めた。しかし、依然として医療体系を「重症者優先」と捉えており、軽症者には自宅療養を求めた。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 キム・ボムソク特派員 bsism@donga.com