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トランプ氏の法律費用1日2億ウォン...大統領選運動の支出、バイデン氏の13%

トランプ氏の法律費用1日2億ウォン...大統領選運動の支出、バイデン氏の13%

Posted April. 23, 2024 08:31,   

Updated April. 23, 2024 08:31

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15日から「不倫口止め料」をめぐる事件の刑事裁判を受けているトランプ前米大統領が、昨年から1日平均2億ウォンに迫る法律費用を費やしていることが分かった。これにより、政治資金が底をつき、先月の大統領選挙運動に使った資金は、バイデン大統領の8分の1水準にとどまったことが分かった。

米紙ウォールス・トリート・ジャーナルは21日、「トランプ氏が昨年から弁護士費用などに使った金は6600万ドル(約911億ウォン)で、1日平均14万5000ドルを使ったことになる」と伝えた。米連邦選挙委員会(FEC)によると、トランプ氏の政治活動委員会(PAC)のうち、法律対応を担当する「セーブ・アメリカ(Save America)」は先月、弁護士費用だけで370万ドルを使った。訴訟関連のその他の支出まで含めると、法律費用だけで約420万ドルにのぼる。

これにより、現在、セーブ・アメリカに残っている政治資金は680万ドル程度だという。1日平均使っている法律費用を考慮すると、およそ1ヵ月半で使い果たされる。トランプ氏が先月、義理の娘のララ・トランプさんを共和党の選挙資金調達及び配分に影響力の大きい全国委員会(RNC)の共同議長に押し入れたのも、大統領選挙の「実弾」★を供給してもらうという狙いがある。

司法リスクによる資金難の悪化は、選挙運動にも直接的な打撃を与えている。米紙ニューヨーク・タイムズによると、先月、トランプ氏の選挙運動費用は370万ドルで、2920万ドルを使ったバイデン氏の13%水準だった。共和党の大統領候補に確定した後、詐欺融資疑惑の民事裁判と不倫口止め料をめぐる事件の刑事裁判が始まり、さらに資金圧迫を受けている。

これに対し、トランプ氏側は再び「グッズ販売」に乗り出している。トランプ氏の妻メラニア氏は、自身のサイン入りの「母の日」(5月12日)記念ネックレスを245ドルでオンラインで販売し始めた。トランプ氏はこれに先立ち、399ドルの金色のスニーカーと聖書(59.99ドル)などを販売した。

米NBCの12~16日の世論調査によると、仮想2者対決でトランプ氏は46%、バイデン氏は44%の支持率を記録した。NBCの1月の調査では、トランプ氏が5ポイントリードしていたが、差が2ポイントに縮まった。ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏など無所属候補を含む多者仮想対決では、むしろバイデン氏(39%)がトランプ氏(37%)を上回った。ケネディ氏(13%)は当初、民主党に基盤を置いていたが、トランプ氏の票を浸食したことになる。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com