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国家債務が1126兆7000億ウォン、初めてGDP比50%超え

国家債務が1126兆7000億ウォン、初めてGDP比50%超え

Posted April. 12, 2024 09:23,   

Updated April. 12, 2024 09:23

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中央と地方政府が返済しなければならない国の借金が、前年より60兆ウォン近く増え、初めて韓国国内総生産(GDP)の50%を上回っている。国家債務が史上初めて1100兆ウォンを突破し、国民1人の借金は2200万ウォンに膨らんでいる。4・10総選挙が汎野党圏の圧勝で終わり、財政支出の拡大要求がより一層大きくなると予想され、国の借金増加のテンポがより一層速くなりかねないという懸念が出ている。

11日、政府が閣議で議決した「2023会計年度の国家決算報告書」によると、昨年の国家債務は1126兆7000億ウォンと集計された。前年より59兆4000億ウォンが増えた規模で、GDP比国家債務の割合は50.4%だった。国家債務がGDPの半分を越えたのは、1982年に関連統計を取り始めて以来初めてだ。国家債務は、国債や借入金など政府が直接返済義務を負っている国の借金だ。

これを受け、1人当たりの国家債務は前年より120万ウォンほど増えた。国家債務を2023年末の住民登録人口数(5132万5000人)で割ると、昨年末基準で1人当たりの国家債務は2195万ウォンだ。1年前の1人当たりの国家債務は、2076万ウォンだった。

国の財政赤字の規模は、予算編成時に出した予測値より28兆ウォン以上増えた。国民年金など保障性基金を除いて計算し、実質的な国の財政状態を示す管理財政収支は、昨年は87兆ウォンの赤字だった。2023年の予算編成当時、政府は管理財政収支の赤字規模を58兆2000億ウォンと見込んだ。GDP比管理財政収支の赤字比率は3.9%で、政府が法制化を推進した財政準則の限度を守れなかった。財政準則は、政府の財政赤字の幅をGDPの3%以内に管理することが柱となっていいる。


世宗市=チョ・ウンヒョン記者、ソン・ヘミ記者 yesbro@donga.com