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政府が返済した小規模事業者の借金が2月に375億ウォン、1年間で2倍に

政府が返済した小規模事業者の借金が2月に375億ウォン、1年間で2倍に

Posted April. 09, 2024 08:39,   

Updated April. 09, 2024 08:39

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物価高や金利高の現象が続く中、小規模事業者が借金を返せず、政策機関が金融機関に代わりに返済した融資金額が1年間で2倍に急増した。

8日、国会政務委員会所属の最大野党「共に民主党」の呉奇炯(オ・ギヒョン)議員室が、信用保証基金(信保)から受け取った資料によると、今年2月、信保で代位返済した融資金額と件数は375億ウォンと2826件で、前年同月(189億ウォン、1258件)比それぞれ98.4%と124.6%伸びた。物価高と金利高で、生計が難しくなった小規模事業者の借金返済能力が大きく落ちたという意味だ。代位返済とは、融資を受けた信用者が元金を返済できなかった時、政策機関が銀行に代わりに借金を返済することをいう。

小規模事業者の政策資金の不良率も高騰している。小規模事業者市場振興公団によると、小規模事業者の政策資金の不良率(3カ月以上の延滞・期限利益喪失金額)は9.98%で、前年(2.79%)比7.19%上昇した。

このように小規模事業者の債務状況は悪化しているが、実際小規模事業者の債務調整のためにスタートした「新出発基金」の申請は足踏み状態となっている。韓国資産管理公社(KAMCO)によると、今年2月の新出発基金の申請者数と債務額はそれぞれ4339件と7387億ウォンで、前年同期(2650件、5120億ウォン)よりそれぞれ63.7%と44.3%伸びた。

しかし、今年2月を除いた新出発基金の実績は、発足初月(2022年10月)の申請者数は7958件、債務額は1兆1520億ウォンを記録後、月の申請者数は約2000~3000人、月の債務額は4000億~5000億ウォン台を維持している。祥明(サンミョン)大学経営学部のソ・ジヨン教授は、「申請が低調な新出発基金の他、長期・分割返済融資プログラムなどを拡大し、小規模事業者の借金負担を減らさなければならない」と話した。


ソ・ソルヒ記者 facthee@donga.com