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「負債250兆ウォン」の韓電とガス公社、昨年に利息で6兆ウォンを支出

「負債250兆ウォン」の韓電とガス公社、昨年に利息で6兆ウォンを支出

Posted March. 04, 2024 08:43,   

Updated March. 04, 2024 08:43

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韓国電力公社と韓国ガス公社の負債が計250兆ウォンに迫り、昨年支出した利息費用が6兆ウォンに達したことが分かった。

3日、エネルギー業界によると、昨年末基準の負債が、韓電は202兆4000億ウォン、ガス公社は47兆4000億ウォンと集計された。韓電の負債は1年前(192兆8000億ウォン)より9兆6000億ウォンが増え、ガス公社の負債は1年前(52兆ウォン)より4兆6000億ウォンが減った。

昨年、両社の利息費用は、1年前より2兆3000億ウォン増の6兆ウォンと集計され、史上最高値を記録した。昨年の利息費用は韓電が4兆4000億ウォン、ガス公社が1兆6000億ウォンで、1年前よりそれぞれ57%と75%が増えた。両社の利息費用が急増したのは、国際エネルギー価格が高騰した2021年と2022年に積もった数十兆ウォン台の累積赤字がそのまま残っている状況で、金利まで上がった結果と解説される。

数回の電気料金の引き上げで、韓電は昨年第3四半期(7~10月)からは営業利益を上げ始めている。しかし、昨年全体で見れば、依然として4兆6000億ウォンの営業損失を出しており、韓電は韓電債の発行などで21兆6000億ウォンを借り入れた。

韓電と違って、ガス料金がまだ原価に及ばないガス公社は、解決策作りがさらに難しい状況となっている。ガス公社は昨年、1兆5000億ウォンの営業利益を上げたと公示したが、会計構造を考慮すれば、実際は大幅な赤字を出している。

ガス公社は、原価に及ばない価格でガスを供給後、原価と供給価格の差額を一種の「売掛金」に該当する未収金として処理しているが、昨年末基準の未収金は15兆8000億ウォンで1年前より3兆8000億ウォンが増加した。


金道炯 dodo@donga.com