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李在明氏側「補選より大差で勝つ」、元喜龍氏「民心の変化を感じる」

李在明氏側「補選より大差で勝つ」、元喜龍氏「民心の変化を感じる」

Posted March. 04, 2024 08:42,   

Updated March. 04, 2024 08:42

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「結局、いらっしゃいましたね」(「国民の力」元喜龍・前国土交通部長官)

「何のことかよく(分かりません)」(「共に民主党」李在明代表)

仁川桂陽(インチョン・ケヤン)乙でいわゆる「明龍大戦」が確定した翌日の3日午前9時頃、元喜龍(ウォン・ヒリョン)前国土交通部長官が、仁川桂陽区の朴村(パクチョン)聖堂前で地域住民に挨拶をしていた時、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が乗った車が到着した。元氏は、李氏が車から降りて近づいて来るまで李氏を見つめた。李氏と元氏は笑って握手しながらも、神経戦を繰り広げたのだ。李氏と元氏は同日、桂陽乙地域で何度も顔を合わせた。「共に民主党」は前日、現職議員である李氏を公認した。

2022年の補欠選挙で、仁川桂陽乙で当選した李氏は、同日から本格的な「守城戦略」に突入した。現職の党代表として比較的メディアに露出する頻度が高いため、「大物論」で地域の民心をつかむというのが李氏側の戦略だ。補欠選挙で掲げた金浦(キムポ)空港の移転など物議を醸す公約は避ける代わりに、桂陽テクノバレー先端産業団地の指定や広域鉄道網の拡充など地域密着型の公約で勝負する計画だ。李氏側は、「地域の世論は優勢な状況だ。補欠選挙時の差(10.49ポイント)よりも大差で勝利することを期待する」としながらも、「党代表であるため、選挙区活動が不十分な点は悩みだ」と話した。

先月15日に公認を受けた元氏は、早くから選挙を準備し、「攻城」戦略を展開している。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の初代国土交通部長官を務めた元氏は、桂山(ケサン)駅近くの選挙事務所に大型横断幕を掲げ、「元喜龍が必ずやります」というスローガンを掲げ、「地下鉄2・9号線の延長」を約束した。遊説の現場にはサッカー選手出身の李天秀(イ・チョンス)氏がかけつけた。元氏は東亜(トンア)日報に、「日々変化する民心を感じている」とし、「固まっている民心を解きほぐせば必ず勝利する」と話した。選挙運動中の一部の市民の冷ややかな反応など、元氏は、「共に民主党」支持層が多い地域の壁を実感している。


仁川=ユン・ダビン記者、チョ・グォンヒョン記者 empty@donga.com