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尹大統領「北の暴政と人権蹂躙は人類普遍の価値を否定するもの」、3・1節式典で演説

尹大統領「北の暴政と人権蹂躙は人類普遍の価値を否定するもの」、3・1節式典で演説

Posted March. 02, 2024 08:48,   

Updated March. 02, 2024 08:48

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は「3・1節」記念演説で、「北朝鮮政権の暴政と人権蹂躙(じゅうりん)は、人類普遍の価値を否定するものだ」とし、「自由と人権という普遍の価値を拡張することがまさに統一だ。私たちの統一努力が北朝鮮の住民に希望となり、灯火にならなければならない」と述べた。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が1月、「統一、同族概念」を消すよう指示し、韓国を「第1の敵対国」と規定したことを受け、尹大統領は金正恩政権が最も敏感に反応する人権問題を取り上げ、「北朝鮮住民が苦痛から解放され、韓国人と同じ自由を享受しなければならない」として自由民主主義体制での統一を掲げたのだ。尹大統領は、昨年の3・1節記念演説では「統一」に触れなかった。

尹大統領は1日、3・1節記念式に出席し、「北朝鮮は依然として全体主義体制と抑圧統治を続け、最悪の退歩と窮乏から抜け出せずにいる」と批判した。そして、「北朝鮮政権は核とミサイルに依存し、2600万人の北朝鮮住民を困窮と絶望の沼に閉じ込めている」と強調した。尹大統領は、「己未独立宣言の根底には自由主義があった」とし、「3・1運動は、誰もが自由と豊かさを享受する統一で初めて完結する」と強調した。続けて、「今、私たちはすべての国民が主人である自由な統一韓半島に向けて進まなければならない」と述べた。尹大統領は、「自由な統一大韓民国は、北東アジアはもとより、インド太平洋地域と全世界の平和と繁栄に貢献するだろう」とし、「大韓民国の大統領として、このような歴史的な憲法的責務を果たすために最善を尽くす」と述べた。

大統領室関係者は、「北朝鮮住民が金正恩政権の抑圧から解放され、人類普遍の価値を享受できるように自由統一を実現しなければならず、これが3・1運動の精神を完成させること」とし、「尹大統領が今回提起した『自由統一』は、今後の国政運営と政策として現れるだろう」と述べた。

尹大統領は、「3・1運動を起点に国内外で様々な形の独立運動が繰り広げられた。命を賭けて武装独立運動を行った闘士がいた。世界各国で外交独立運動に乗り出した先覚者たちもいた。私たち自身が能力を備えるために教育と文化独立運動に取り組んだ実践家たちがいた」と述べ、「このすべての独立運動の価値が相応しい評価を受けなければならず、誰も歴史を独占することはできない」と強調した。


全主榮 aimhigh@donga.com