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アップルが10年間をかけた「アップルカー」開発断念、生成AIに主力

アップルが10年間をかけた「アップルカー」開発断念、生成AIに主力

Posted February. 29, 2024 08:54,   

Updated February. 29, 2024 08:54

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アップルが「夢の自動運転自動車」を宣言し、10年間にわたって数兆ウォンを注ぎ込んだ「アップルカー(Apple Car)のプロジェクト」が結局失敗に終わった。最近、技術戦争で人工知能(AI)が「ゲームチェンジャー」として急速に浮上すると、電気自動車を次世代の主力としていたアップルも、白旗を掲げて参加を宣言したという評価が出ている。

米紙ニューヨークタイムズ(NYT)などは27日(現地時間)、内部消息筋の話として、「アップルは、自動車開発チーム『スペシャルプロジェクトグループ(SPG)』の役職員2000人余りに対し、開発プロジェクトの中断を公示した」と伝えた。消息筋によると、アップルのジェフ・ウィリアムズ最高運営責任者(COO)とアップルのケビン・リンチ・プロジェクト責任者は同日、会議を招集し、直接解散のニュースを伝えた。この席で、ウィリアムズCOOなどは、アップルカーを中断する理由として「AIへの投資拡大」を挙げ、プロジェクト関連役職員の3分の1はAI関連部署などに再配置すると伝えられた。

アップルのアップルカー放棄には、グローバル電気自動車市場の萎縮が大きな影響を及ぼしたというのが自動車業界の分析だ。SNEリサーチによると、今年のグローバル電気自動車市場の成長率は前年比19%と、成長の勢いが減速する見通しだ。これに歩調を合わせ、米ゼネラルモーターズ(GM)やフォード、ドイツのメルセデス・ベンツなど、主要自動車メーカー各社が電気自動車への切り換えの時期を遅らせている。


金玹秀 kimhs@donga.com