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「専攻医の離脱が長期化すれば、3月に医療大乱」

「専攻医の離脱が長期化すれば、3月に医療大乱」

Posted February. 23, 2024 08:32,   

Updated February. 23, 2024 08:32

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医学部の入学定員の拡大をめぐり、政府と医師団体との対立が長期化し、「3月の医療大乱」が起きる懸念が高まっている。現在、大手病院は専攻医(インターン、レジデント)が大勢病院から離れており、手術を30~50%減らし、重症・救急患者中心の非常診療体制で運営している。

22日、医療界と保健福祉部によると、全国の大手病院で今月末に研修が終わるレジデント4年目が病院を離れることになる。レジデント4年目は、研修の最後の段階であるだけに、その多くが病院を離れずに勤務している。また、1年単位で契約する専任医(フェロー)の勤務期間も一緒に期限切れとなる。ソウルの大手病院の院長は、「レジデントと専任医が大勢去るはずだが、新しく入ってくる人がいない。来月は本当の危機に見舞われるだろう」と述べた。

ソウル市ボラメ病院など、公共医療機関97ヶ所を中心に回る「非常診療計画」も、来月過負荷がかかる可能性が高い。仁川(インチョン)医療院のチョ・スンヨン院長は、「2、3週間が経つと、大手病院でも専任医と教授では対処できず、転院する患者がさらに増えるだろう」とし、「今もかろうじて持ちこたえている状況で、医療院も収容能力に限界があり、手に負えないだろう」と述べた。

保健福祉部によると、21日午後10時基準で、全国100ヵ所の研修病院で専攻医9275人(74.4%)が辞職届を出し、このうち8024人(64.4%)が勤務地を離れている。政府は業務開始命令を下したが、帰ってこない人員は5596人に上る。


朴星民 min@donga.com