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プーチン大統領、「ドンバス占領の遅れ」で総司令官を更迭

プーチン大統領、「ドンバス占領の遅れ」で総司令官を更迭

Posted June. 28, 2022 09:26,   

Updated June. 28, 2022 09:26

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ロシアのプーチン大統領が、ロシア軍のウクライナ侵攻作戦を統括するアレクサンドル・ドボルニコフ総司令官(写真)を「ドンバス占領の遅れ」を理由に更迭したと、英紙テレグラフが25日(現地時間)付で報じた。

英国防省消息筋を引用した同紙の報道によると、ウクライナ東部ドンバス地域の占領が計画より遅れていることに不満を持ったプーチン氏が、側近のドボルニコフ氏にその責任を問うたのだ。

英国王立防衛安全保障研究所のサミュエル・ラマニ(RUSI)研究員は、「プーチン氏は、ドボルニコフ氏にドンバス地方のルガンスク州の要衝地セベロドネツクを(6月)10日までに占領するよう指示したが、ドボルニコフ氏は特有の戦術に固執し、果たすことができなかった」と話した。ロシア軍は25日にセベロドネツク占領を発表した。

 

ドボルニコフ氏は、ロシア軍がウクライナ首都キーウ(キエフ)占領に失敗して退却した後、今年4月10日にウクライナ戦争総司令官に任命された。2015年のシリア内戦でロシア軍を率いたドボルニコフ氏は、無差別攻撃戦術で多くの民間人死傷者を出し、「シリアの虐殺者」とも呼ばれた。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com