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「ポストコロナ時代を先取り」 米CES参加の韓国企業は過去最多

「ポストコロナ時代を先取り」 米CES参加の韓国企業は過去最多

Posted January. 03, 2022 09:20,   

Updated January. 03, 2022 09:20

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世界最大情報技術(IT)・家電見本市「CES2022」の開幕が近づき、韓国企業が披露する新製品や展示館が次々と公開されている。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の「オミクロン株」の拡散にも関わらず、韓国企業各社は主要経営陣がCESの現場を直接訪れ、未来の成長エンジンを探すなど、市場先取りに向け積極的に乗り出している。

1日(現地時間)、米消費者技術協会(CTA)によると、CES2022に参加する韓国企業は416社だ。CES参加企業の約2200社のうち約1300社を占める米国に次いでおり、フランス(247社)や中国(159社)より多い。韓国企業の参加規模は、これまでのCESの中で最も大きい。

昨年、「新型コロナ」のせいでオンラインだけで開かれたCESは、今回はオフライン展示が復活したが、昨年末からオミクロン株が広がり、参加を諦める企業が続出した。米マイクロソフト(MS)などが展示を取り消した。

しかし、韓国企業は今年から本格化する「ポストコロナ時代」の競争力確保のため、長考の末オフライン参加を決めた。三星(サムスン)電子の韓宗熙(ハン・ジョンヒ) 副会長が現場の開幕式に参加して基調演説を行い、SKグループ系列会社の最高経営者(CEO)らも相次いで米国行きの飛行機に乗り込む。鄭義宣(チョン・ウィソン)現代(ヒョンデ)自動車グループ会長も現場を訪れるという。

三星電子は、CES2022参加企業の中で最大規模の展示館を運営する。三星電子は同日、モニター新製品のラインナップの公開計画を発表した。LG電子は拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を活用して新製品を紹介するデジタル展示ブースを設けた。SKグループは、炭素中立の「ネット・ゼロ」を反映した技術を紹介することにした。

海外では、電気ピックアップトラック「シルバラード」を公開するGM、電気自動車の生産計画を発表するステランティスなどのモビリティ企業が注目を集めている。ヘルスケア企業としては初めて、CESで基調演説を行う米医療機器メーカー「アボット」の基調演説内容も期待を集める。CTAは今年、デジタルヘルス、NFT(代替不可能なトークン)、宇宙技術などを未来を主導する技術として挙げている。


イ・ゴンヒョク記者 ホン・ソクホ記者 gun@donga.com · will@donga.com