キム・ヒョジュ、タイで２週連続「覆面女王」に挑戦

女子ゴルフのスタープレイヤーは日焼け止めなど化粧品のスポンサー契約も一般的だ。キム・ヒョジュ（２６）にはこうした提案が珍しいかもしれない。覆面がトレードマークになる可能性があるからだ。

キム・ヒョジュは２日、シンガポールで閉幕した米女子ツアー（ＬＰＧＡ）ＨＳＢＣ女子世界選手権で、４日間ずっと顔を覆う覆面をかぶってプレーした。今大会で５年３カ月ぶりに首位に立ち、「覆面女王」のタイトルが付いたミシェル・ウィーが６日、タイのチョンブリ県にあるサイアムＣＣパタヤオールドコース（パー７２）で開幕するホンダＬＰＧＡタイランドでも覆面スタイルを維持するものとみられる。

３日に現地入りキム・ヒョジュは、「予報を見たらタイの天気もとても暑いそうだ。頭巾をかぶり続ける予定だ」とし、「日光アレルギーがひどいわけではないが、一度上がったらかゆみで痛みまで出るようになるので、あらかじめ気を使う方だ」と話した。大会中の気温は３、４度前後になると予報されている。

キム・ヒョジュは、タイに馴染んでいる。新型コロナウイルス禍で海外でのトレーニングが難しくなった今年を除いて、昨年まで毎年１０年近く専従コーチのハン・ヨンヒ前代表チーム監督とともに冬季トレーニングをタイで行った。最近の調子を上げて自信を取り戻し、２週連続優勝に向けた期待感が高まっている。

梁熙英（ヤン・ヒヨン）はＬＰＧＡツアー通算４勝のうち３勝を同大会であげた。特に、奇数年の２０１５年、２０１７年、２０１９年に優勝トロフィーを掲げ、今年も優勝できるかに注目が集まる。

４日に発表された世界ランキングで、キム・ヒョジュは先週の９位から７位に順位を上げた。世界１位のコ・ジンヨン、２位朴仁妃（パク・インビ）、３位キム・セヨンは先週と変動なし。この４人が７月の東京五輪に出場する可能性が高い。東京五輪には６月末の世界ランキングを基準に、１５位以内の韓国選手上位４人が出場できる。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com