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新型コロナ新規感染者が過去最多の50万人に、米と欧州でロックダウン

新型コロナ新規感染者が過去最多の50万人に、米と欧州でロックダウン

Posted October. 30, 2020 09:00,   

Updated October. 30, 2020 09:00

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欧州と米国を中心に新型コロナウイルス感染拡大の第2波が悪化の一途をたどり、世界全体の1日の新規感染者数が初めて50万人を超え、過去最多を記録した。

統計サイト「ワールドメーター」によると、28日の世界全体の1日の新規感染者は50万4419人と集計された。死者は7106人にのぼる。中国政府が昨年12月31日に「湖北省武漢で新型コロナウイルスが発生した」と世界保健機関(WHO)に報告して10ヶ月で、1日50万人の感染者が発生する事態となった。

状況が深刻化すると、欧州連合(EU)の中心国家であるフランスとドイツ政府は28日(現地時間)、1ヶ月間のロックダウン(都市封鎖)を実施することを決めた。フランスは都市間の移動が制限される。ドイツも1ヶ月間、飲食店や宿泊業、娯楽施設を閉鎖する。米国も、テキサス州、ウィスコンシン州などは、制限的に営業していた飲食店や美容院など室内営業所を閉鎖し、再び強い制限措置を実施することを決めた。

中国の最初の報告から94日経った4月3日、世界全体の1日の新規感染者が10万人を突破した。その後、各国の強力な封鎖と対策措置で感染拡大が停滞したが、夏休みシーズンの後、再び増加傾向になり、9月4日には世界全体の1日の新規感染者が30万人を超えた。そうして最近、米国と欧州で感染拡大の第2波が猛威を振るい、1日の新規感染が20万人増えて50万人を突破したのだ。27日の新規感染者の半分以上が、米国、インド、ロシア、フランス、スペイン、アルゼンチン、コロンビア、英国、メキシコ、ブラジルの10ヵ国で発生した。

米国と欧州の主要国家は、先月から1日の新規感染者が数万人にのぼる第2波を経験している。これらの国は、6、7月のロックダウン措置で新型コロナウイルスの感染拡大傾向が停滞したことを受けて移動制限、商店の閉鎖、小・中・高校の休校などの制限措置を次々に解除したが、再びロックダウン強化に出たのだ。AFP通信などは中途半端なロックダウン解除措置で、欧州が新型コロナウイルスの新たな震源地になっていると診断した。

 

同日、米国、ドイツ、フランスなど欧米主要国の代表的な株価指数はいっせいに3%以上の大幅下落を記録した。ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均の終値は前日比943ドル24セント(3.43%)急落し、6月11日以来最大の下げ幅を記録した。


金潤鍾 zozo@donga.com · 兪載東 jarrett@donga.com