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トランプ氏「北朝鮮、静観中」、大統領選前の首脳会談に否定的

トランプ氏「北朝鮮、静観中」、大統領選前の首脳会談に否定的

Posted August. 07, 2020 08:04,   

Updated August. 07, 2020 08:04

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トランプ米大統領は5日(現地時間)、「大統領選を控えていなかったら、北朝鮮やイラン、中国のような国々が交渉の場に出てきていただろう」と述べた。再選後の最優先課題の一つに、米軍の駐留経費負担増額を挙げ、圧力の意思を明確にした。

トランプ氏は同日、FOXニュースとの電話インタビューで、今大統領選を控えていなかったら、株価指数が今より上がっていたとし、「イラン、中国、北朝鮮などのすべてが合意を望んで、交渉のテーブルについていただろう」と述べた。

ただし、トランプ氏は、「3国が今は様子を見ている」とし、大統領選前に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談の可能性が低いことを示唆した。アレックス・ウォン米国務省次官補代理(北朝鮮担当)も同日、国連特別政務次席大使の承認のための公聴会で、「米国は、北朝鮮との交渉の準備ができている」としつつも、「まだロードマップづくりに必要な実務交渉を終えていない」と話した。

 

また、トランプ氏は再選に成功した場合、最優先課題が何かと問われ、経済発展と同盟国の公正な米軍駐留経費負担を挙げた。トランプ氏は、「同盟国が数年間、米国をしゃぶり尽くしている」とし、「米国がその国々を保護しているが、彼らは滞納金を払っていない」と繰り返し述べた。再選した場合、韓国をはじめ同盟国に米軍駐留経費の負担増額を本格的に迫ることを宣言したのだ。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com