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プーチン大統領、84歳まで続投可能に

Posted July. 03, 2020 08:35,   

Updated July. 03, 2020 08:35

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ロシアのプーチン大統領(67)の終身執権が事実上可能になった。プーチン大統領の再任制限をなくす憲法改正の是非を問う国民投票が圧倒的賛成で幕を閉じたためだ。

 

タス通信などによると、ロシア中央選挙管理委員会は、1日(現地時間)に行われた国民投票の開票結果、77%が改憲に賛成したと発表した。反対は22%。投票率は65%だった。

このため、ロシア憲法全体133の条項のうち46の条項が修正される。改正憲法には、国際法より国内法(憲法)優位の原則、同性結婚不可、最低賃金の保障などが含まれている。しかし核心は2024年に4期目を終えるプーチン氏が大統領選に再び出馬できるよう既存の任期を白紙化する特別条項が含まれたことだ。

プーチン氏は00年から2期4年、大統領を務め、憲法上「3選禁止」規定のために08年に首相に退いた。首相在職中、大統領の任期を4年から6年に延ばす改憲を断行した。12年の大統領選で再び大統領になった後、18年に再選して4選に成功した。しかし「3選禁止規定」で追加再選の道が閉ざされると、プーチン氏は1月に再び改憲の必要性を示唆した。3月には議会の承認を受けた。

 

今回の改憲で24年に4期目の任期が終了するプーチンは、84歳になる36年までに2期6年、大統領を務めることができるようになった。CNNなど外信は、「『21世紀ツァー(皇帝)』プーチン氏の終身執権が可能になった」と一斉に伝えた。プーチン氏も先月21日、ロシアの放送局のインタビューで、「改憲案が確定すれば、大統領選に再び出て行く可能性を排除していない」と再出馬を示唆した。


金潤鍾 zozo@donga.com