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バフェット氏が秘密裏に6ヵ月間買い入れた株式は損保社「チャブ」

バフェット氏が秘密裏に6ヵ月間買い入れた株式は損保社「チャブ」

Posted May. 17, 2024 08:49,   

Updated May. 17, 2024 08:49

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ウォーレン・バフェット氏(写真)が率いる米国の投資企業バークシャー・ハサウェイが、昨年第3四半期(7~9月)から秘密裏に買い入れた株式は、スイス・チューリッヒに本社を置く損害保険会社「チャブ」であったことが確認された。

15日(現地時間)、米CNBCなどによると、バークシャーは今年3月末基準で、チャブの株式約2600万株を保有している。時価で換算すれば約67億ドル(約9兆850億ウォン)の水準だ。これで、チャブはバークシャーのポートフォリオの中で9番目に大きい銘柄となっている。

世界最大手の上場損害保険会社として知られているチャブは、2016年に保険会社エースリミテッドに295億ドルで買収された。米国の大手保険会社AIGの元会長兼最高経営者(CEO)であるモリス・グリーンバーグの息子であるエバン・グリーンバーグがCEOを務めている。

バークシャーは、2期以上、チャブの株式買い入れの事実を公開しなかった。ただ、バークシャーは別途の資料で、「銀行、保険および金融」部門の株式の保有が昨年下半期に35億9000万ドル、今年第1四半期(1~3月)は14億ドル増加したと明らかにし、市場ではバークシャーが銀行株を大量買い入れたものと推測してきた。バフェット氏は2021年、保険を鉄道やアップル・エネルギーユーティリティ事業と共にバークシャー投資ポートフォリオの一柱になるとし、「4大巨人」と表現したりもした。

バークシャーは、第1四半期にアップルの株式約1億1500万株を売却し、株式ポートフォリオのうちアップルの割合を従来の50%から40%の水準に下げた。現在保有しているアップルの株式は1354億ドル程度だ。


キム・ボラ記者 purple@donga.com