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羅勲兒のラストコンサート?早くも全席完売

羅勲兒のラストコンサート?早くも全席完売

Posted April. 26, 2024 09:06,   

Updated April. 26, 2024 09:06

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引退の意向を表明した歌手羅勲兒(ナ・フンア)(77)の「2024ありがとうございました~ラストコンサート」が27日から始まる。羅氏の公演を直接見れる最後のチャンスになるかもしれないというニュースに、オンラインでのチケット販売が始まった計13回(前週は後日予約)のコンサートが全席完売となった。「ピケッティング」(血が飛び散るほど激しいチケッティング)のためチケットを入手できなかった人々が少なくおらず、ダフ屋やチケット詐欺まで横行している。

羅氏の全国ツアーは27日、仁川(インチョン)から始まる。続いて5月に清州(チュンジュ)・蔚山(ウルサン)、6月に昌原(チャンウォン)・天安(チョンアン)・原州(ウォンジュ)、7月に全州(チョンジュ)と続く。土曜日は午後3時と7時半の2回公演を相次いで行うなど、70代後半であるにも関わらず旺盛な体力を見せているという評価だ。

これに先立って、羅氏の所属事務所のイェアラ・イェソリは、今年2月、コンサート開催を発表する中で羅氏が書いた自筆手紙を公開した。直筆サインを入りの手紙で、羅氏は「マイクを手放すことが、これだけに勇気の要ることだとは思わなかった」とし、「『拍手を受ける時に去れ』という簡単な言葉の深い真理に従おうと思う」と話した。事実上、引退の意思を示したものだという解釈が出た。ただ、所属事務所は公式引退発表について触れていない。羅氏が、今回のコンサートで引退について立場を表明するかどうか注目される。

羅氏の最後のコンサートになるかもしれないというニュースに、コンサートは相次いで全席売り切れとなっている。このため、チケットを手に入れることができなかったファンを狙って、数十万ウォンの値がつく闇チケットが出回っている。羅氏はかつてのコンサートで、ライブで新曲をよく公開したうえ、今回が「最後のコンサート」だと明かしただけに、どんなテーマで公演を導いていくかも注目を集めている。

釜山(プサン)出身の羅氏は、1968年「私の愛」でデビューした。「ムシロ」、「雑草」、「カルムリ」、「なんで泣くの」、「故郷の駅」、「江村に住みたいね」、「水車回るのに」など数多くのヒット曲を発表し、50年以上にわたって大衆から愛されてきた。2020年にKBS2TVの「大韓民国アゲイン羅勲兒」の放送と同年8月、新曲「テス兄さん」で人気を集め、再び全盛期を迎えた。


崔智善 aurinko@donga.com