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6歳未満の深夜診療費、患者負担を700~3000ウォン値上げ

6歳未満の深夜診療費、患者負担を700~3000ウォン値上げ

Posted September. 23, 2023 08:38,   

Updated September. 23, 2023 08:38

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政府は22日、「医療空白」の危機に瀕している小児青少年科(小児科)を生かすための対策を発表した。小児重症救急患者の診療費や小児深夜診療費などを引き上げる内容が柱となっている。

保健福祉部の曺圭鴻(チョ・ギュホン)長官は22日、政府ソウル庁舎で小児医療をめぐる補完対策を発表し、関連予算355億ウォンを来年度の政府予算案に反映したと明らかにした。早ければ年内、午後8時から翌日午前7時の間の深夜時間帯には、6歳未満の児童患者の診察料が平均1万4000ウォンほど上がる。これまでも「深夜加算」100%が適用されたが、追加で100%をさらに上乗せする。子供は成人より病院費の本人負担金の割合が低いため、実際の追加負担金は、1歳未満が約700ウォン、1歳から5歳までは3000ウォン前後だ。この時間帯は薬局の調剤費も上がるが、患者の追加負担金は平均700ウォン前後になる見通しだ。

小児重症救急患者の診療費も引き上げられる。1歳未満の重症救急患者は、観察料(救急室の基本診療費)を2倍に引き上げ、1歳から8歳未満の患者は50%引き上げる。従来は5万ウォン台だった観察料は、最大10万ウォン以上に引き上げられる。ただ、小児重症救急患者は、本人負担の割合が5%のみで、患者が体感する引き上げ幅は最大で3400ウォンの水準に止まる。

来年1月からは、小児患者の入院料も引き上げられる。現在は、1歳未満の乳児入院患者の入院費は、成人より30%高く策定されているが、来年からは50%高くなる。福祉部は、新生児室や母子同室の入院料も50%引き上げる案を推進する。ただ、2歳未満の乳幼児は入院費が全額国家負担であるため、患者が払うお金はない。


イ・ジウン記者 easy@donga.com