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相次ぐプロ野球の「雨天順延」、KBOの対策は「ダブルヘッダー」

相次ぐプロ野球の「雨天順延」、KBOの対策は「ダブルヘッダー」

Posted September. 01, 2023 08:34,   

Updated September. 01, 2023 08:34

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韓国野球委員会(KBO)は先月29日、レギュラーシーズンの残り試合日程を確定して発表しながら、「10月10日までには全日程を終えることができる」と予想した。しかし、第一歩からこじれた。発表後2日間、全国に大雨が降り、9試合がさらに順延となったからだ。プロ野球は今後170試合をもっと消化しなければ、レギュラーシーズンの全日程を終えることができる。

KBOは1日に2試合を行うダブルヘッダーを通じて一定の消化速度を上げる計画だ。このために一番不満を示しているチームはキウムだ。キウムは雨天の影響を受けないソウル高尺(コチョク)スカイドームが本拠であるため、31日現在、10チームの中で最も多い121試合を消化した。それでも9日、ハンファと同球場の開場(2015年)以来初のダブルヘッダーを行わなければならない。

キウムのホン・ウォンギ監督は「予備日が後にあるのにあえてダブルヘッダーを組んだのは納得し難い」と話した。これに対してKBOは、「残りのチームもダブルヘッダーを少なくとも1回以上行う。公平性の面でキウムも含めただけだ」と説明した。

最も多くのダブルヘッダーが予定されているのはKIAだ。10チームのうち最も少ない105試合だけを消化しているKIAは、9日に予定している本拠でのLG戦を皮切りに27日の昌原(チャンウォン)でのNC戦、10月4日の水原(スウォン)でのKT戦など確定したダブルヘッダーだけで3回だ。KIAのキム・ジョングク監督は「厳しい日程を予想したが、ダブルヘッダーが思ったより多い」とため息をついた。

杭州アジア大会も各チームには悩みの種だ。KBOリーグはアジア大会中も中断なく行われるが、チームごとに主力選手1~3人が代表チームに選出されるからだ。アジア大会の野球は10月1~7日に開かれるが、代表招集は1週間ほど早く行われる。選手たちの体力が落ち、負傷者が続出する中、すべてのチームが2週間ほど主力選手を欠いた状態でシーズンを行わなければならない。

日程の消化が遅れると、ポストシーズン途中にレギュラーシーズンの試合が行われる可能性もある。前例がなかったわけでもない。1982年三星(サムスン)対MBC(現LG)の試合は、韓国シリーズが終わった10月14日に行われ、2007年にはハンファとKIAがプレーオフ終了後の10月19日に対戦した。


李憲宰 uni@donga.com