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政府、文在寅政権下の「太陽光不正」の電力基金308億ウォンを回収

政府、文在寅政権下の「太陽光不正」の電力基金308億ウォンを回収

Posted August. 31, 2023 08:18,   

Updated August. 31, 2023 08:18

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文在寅(ムン・ジェイン)政権当時、太陽光産業などに投資した電力産業インフラ基金(電力基金)の使用実態を点検した政府は、違法・不当に支出された補助金308億6千万ウォンを回収したと発表した。昨年と今年の第1、2回の検査結果で把握された違法・不当な支出補助金の半数近くが回収された。また、税金計算書を「水増し」して融資を受けた新再生エネルギー関連事業者375人(1937件)は、さらなる捜査を検察に依頼した。これで、前政権の電力基金の不正と関連して、計901人(一部人員重複)と3828件に対する捜査が依頼された。これに先立ち、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は昨年、文在寅政権当時、太陽光事業に投入された電力基金の不正を点検した結果について、「国民の血税が『利権カルテル』不正に使われた。実に嘆かわしいことだ」と話した。

国務調整室腐敗予防推進団は30日、「28日までに308億6千万ウォンの電力基金が回収された」と明らかにした。これは、これまでに摘発された680億4千万ウォンの電力基金の45.4%に相当する。発電所周辺支援事業(82億ウォン)、金融支援事業(17億5千万ウォン)、R&D(研究開発)事業(145億3千万ウォン)、その他事業(63億8千万ウォン)で回収がなされた。

特に、新再生エネルギー設備の設置・生産などの費用を低金利で融資する金融支援事業の場合、融資申請後、引き出されなかった金を金融機関が返却せずに保有していたケースが17件あった。ハイブリッド発電機の設置を推進する「環境にやさしいマイクログリッド」構築事業では、未執行の282億1千万ウォンのうち、再繰り越しの承認なく繰り越された使用残高のうち63億6千万ウォンが回収された。

国務調整室は、今回追加捜査を依頼した375人に対しては、「膨らんだ税金計算書の発行を受け、融資を受けた後、税金計算書を縮小して再発行した」と説明した。政府は昨年9月の第1回調査で376人(1265件)、今年7月の第2回調査で150人(626件)の捜査を依頼した。


申圭鎭 newjin@donga.com