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昨年最大7万人が闇金融を利用、年1200%以上の利息も

昨年最大7万人が闇金融を利用、年1200%以上の利息も

Posted May. 16, 2023 08:12,   

Updated May. 16, 2023 08:12

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金利高の中、制度圏金融の最後の砦に挙げられる貸付業者までもが融資の敷居を高め、昨年最大7万1000人がやみ金融市場に追い込まれたという分析が出た。また、消費者金融の利用者10人に1人は、年1200%を超える超高金利に耐えていることが分かった。

庶民金融研究院は15日、低信用者(格付けが6~10等級)5478人と貸付業者23社を対象に、昨年12月から今年1月まで行ったアンケート調査の結果を分析し、このように明らかにした。

アンケートに回答した低信用者の68.0%は、登録貸付業者から融資を断られたことがあると答えた。最近、基準金利の上昇で資金調達コストが大きくなった貸付業者が、新規融資を中断したり、大幅に減らした結果と分析される。貸金業者のうち76.2%は、2021年7月に最高金利が24.0%から20.0%に下がった後、月平均新規信用融資の承認率が減った。

合法的な貸付業者が資金源を締め付け、庶民の消費者金融の利用は大幅に増えたものと分析された。庶民金融研究院は、貸付業の利用者の場合、昨年新規で3万9000人から7万1000人ほどが消費者金融市場に移動し、利用金額は最低6800億ウォンから最大1兆2300億ウォンに達すると試算した。

実際、消費者金融を利用したという回答者の77.7%は、消費者金融業者であることを知りながらもお金を借りたと答えた。利用金利の場合、回答者の41.3%が1年基準で元金以上の利息を負担していた。年240%以上金利を負担しているという割合も33.1%で、2021年の22.2%に比べて急増したことが分かった。特に、年1200%を超える超高金利の利用者も10.8%に達した。

庶民金融研究院は、「昨年の市場金利は大幅に上昇したが、年20%に縛られた法定最高金利で貸金業者までが融資の敷居を高め、低信用・低所得の脆弱融資者は消費者金融に追い出されている」と分析した。これに対し専門家たちは、法定最高金利を市場金利に連動して運営しながら、庶民融資の道を開く必要があると指摘している。今回のアンケートで、貸金業者は適正最高金利の水準として「年24%超過~27%以下」(52.2%)と「年27%超過~30%以下」(21.7%)を主に挙げた。


金道炯 dodo@donga.com