Go to contents

「より厳正に」高校野球に初のロボット審判登場

「より厳正に」高校野球に初のロボット審判登場

Posted May. 15, 2023 08:28,   

Updated May. 15, 2023 08:28

한국어

「大きな大会でストライクゾーンが厳しいと感じれば、投手も制球にもっと力を入れるのではないか」

大韓野球ソフトボール協会(KBSA)のキム・チャンミン審判は14日、ソウル木洞(モットン)野球場で行われた第77回黄金獅子旗全国高校野球大会兼週末リーグ王中王戦1回戦、徳積(トクジョク)高校対公州(コンジュ)高校の試合を終えた後、こう話した。

この試合の球審を務めたキム氏は、ボールとストライクを自動判定するシステム(ロボット審判)のサポートを受けてストライクの可否を判定した。4大全国高校野球大会(黄金獅子旗、大統領杯、鳳凰旗、青龍旗)でロボット審判が使われたのは初めて。

KBSAは先月から高校野球の試合にロボット審判を活用している。最初はプロ野球フューチャーズリーグ(2軍)で使っていたシステムをそのまま取り入れた。そして今大会を控え、週末リーグでの現場の意見を反映し、ストライクゾーンを高校野球の現実に合うように補足した。KBSAは「上段と下段ともにストライクゾーンを半分ずつ上げた」と説明した。

KBSA野球審判部のパク・フィヨン・チーム長は、「制球力が不安定なチームはロボット審判導入に大きく影響を受けるだろう」とし、「ロボット審判導入で投手たちが制球練習により力を入れるようになるだろう。そうすれば打者の実力も同時に伸びるだろう」と話した。

反面、1991年プロ野球新人賞受賞のチョ・ギュジェ済州(チェジュ)高コーチは、「今よりストライクゾーンをさらに拡大する必要がある」という意見を出した。群山(クンサン)商業高校在学時代から名投手として名を馳せたチョ氏は、「プロとは異なりアマチュアでは投手が自信を持ってボールを投げられるようにサポートしなければならない」とし、「今の投手たちは打者ではなくストライクゾーンと戦っている。ボール判定が多いため、打者たちもバットを消極的に出している」と語った。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com