



英国のチャールズ国王(チャールズ3世、74)の戴冠式が6日(現地時間)、首都ロンドンで行われる。エリザベス女王以来、英国で70年ぶりに行われる戴冠式だ。昨年9月8日、エリザベス女王の死去で国王に即位し、約8ヵ月が経った。
チャールズ国王とカミラ王妃は同日午前、バッキンガム宮殿で馬車「ダイヤモンド・ジュビリー・ステイト・コーチ」に乗って式が行われるウェストミンスター寺院に向かう。王室護衛隊や騎馬兵が護衛する行列は、大通り「ザ・モール」を通って約2.3キロ行進する。70年前のエリザベス女王の戴冠式の時より行進距離は半分以下に短縮された。物価高騰やエネルギー危機などの社会情勢が考慮された。
午前11時(韓国時間午後7時)にウェストミンスター寺院で行われる戴冠式には、各国の首脳約100人をはじめ、世界203ヵ国の要人約2200人が参加する。米国からはバイデン大統領の代わりにジル・バイデン夫人が出席する。ハリー王子は一人で出席し、メーガン夫人は同行しない。
戴冠式でチャールズ国王は聖書に手を置き、戴冠の誓いをした後、700年前の戴冠式の椅子に座り、大主教が「聖エドワードの王冠」を頭にかぶせる。1661年に制作された王冠は、純金の枠にルビー、アメジスト、サファイアなど様々な宝石で飾られている。重さは約2キロ。チャールズ国王の孫のジョージ王子とカミラ王妃の孫娘たちが「ページ・オブ・オナー」を務める。
イ・ジユン記者 asap@donga.com