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「孝明世子嬪冊封竹冊」など637点の宝物指定を予告

「孝明世子嬪冊封竹冊」など637点の宝物指定を予告

Posted May. 04, 2023 08:43,   

Updated May. 04, 2023 08:43

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王室文化を示す「朝鮮王朝御宝・御冊・教命」が、宝物に指定される。

文化財庁は3日、宗廟神室に奉安されてきた御宝318点、御冊290帖、校命29軸の計637点を宝物に指定すると予告した。御宝とは、国王や皇太子、王世孫と配偶者が地位に任命される冊封の時や、上王などに尊号(徳を称える意味で上げる称号)を上げる時に製作された儀礼用印章だ。御冊とは、御宝と共に下される本で、儀礼の背景と意味が記録されている。身分と材質によって、御宝は金宝、玉宝、銀印に、御本は玉冊、竹冊、金冊に分かれた。教命とは、王妃や皇太子、皇太子妃などを冊封する際に下される文書で、主に地位への責任を果たすことを悟らせる内容が盛り込まれている。

指定予告された遺物のうち、神貞王后趙(チョ)氏が1819年、孝明(ヒョミョン)世子嬪に冊封される際に製作された「孝明世子嬪冊封竹冊」は、丙寅洋擾の時にフランス軍に略奪され、2017年にフランス・パリ古美術市場に出てきたものを韓国外所在文化財財団が買い入れ、韓国国内に搬入されたものだ。

この他、書道家の呉世昌(オ・セチャン=1864~1953)が、鄭夢周(チョン・モンジュ=1337~1392)など1136人の筆跡を編んだ書帖「槿墨」と、1565年に製作された仏画「阿彌陀如來九尊図」、1657年に作られた「順天桐華寺木造釋迦如來三佛坐像」も宝物に指定される。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com