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三星電子、社内PCでチャットGPTなど生成型AIの使用を禁止

三星電子、社内PCでチャットGPTなど生成型AIの使用を禁止

Posted May. 03, 2023 08:28,   

Updated May. 03, 2023 08:28

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三星(サムスン)電子は機密流出などを懸念して、職員に対し、チャットGPTやグーグルバード(Bard)、マイクロソフトの検索エンジン・ビング(Bing)などの生成型人工知能(AI)の使用を暫定的に制限することにした。

2日、財界によると、三星電子のデバイス経験(DX)部門は先月末、役職員に対し、「社内パソコンを通じた生成型AIの使用を一時的に制限する」と公示した。期限は、セキュリティの問題なく安全に使用できるようになるまでだ。

会社は、「役職員が、セキュリティ上安全な環境で生成型AIを活用して業務の利便性と効率性を高められるよう対策について検討している」とし、「会社外で使用する時も、会社の関連情報や個人情報などは入力しないなど留意せよ」と頼んだ。指針違反時は、最大解雇を含む懲戒措置を受けることもありうると警告したと知られている。

これに先立って3月、三星電子デバイスソリューション(DS)部門で、チャットGPTを通じた企業流出事例が発生し、生成型AIに対する懸念を高めた。エンジニアがソースコードをチャットGPTにアップロードし、重要なデータが会社の外に流れたのだ。これに対し、三星電子は先月初め、内部の役職員を対象にAI活用に関するアンケートを行い、65%が「社内使用時はセキュリティリスクがある」と答えた。DS部門は、まだ別途公示を出していない状態で、文字数や容量などを制限する方法で使用するようにしている。

海外企業も、生成型AIを通じた機密流出を防ぐための措置を取っている。敏感な顧客情報を扱うバンクオブアメリカやゴールドマンサックスなどのグローバル金融会社は、早くからチャットGPTの使用を全面禁止している。


パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com