
10日、米ケンタッキー州ルイビル市の銀行を解雇された20代の男性が恨みを抱き、元職場に行って銃を乱射し、少なくとも5人が死亡、9人が負傷したと、AP通信などが報じた。先月末にテネシー州ナッシュビルの小学校で、同校の卒業生が銃を乱射して6人が死亡したのに続き、再び大規模な死傷者が発生した。
同日午前、ルイビルの「オールドナショナル銀行」で、元従業員コナー・スタージョン容疑者(25)が1階の会議室に侵入し、ライフル銃を乱射した。これにより5人が死亡し、警察官2人を含む少なくとも9人が負傷した。スタージョン容疑者は通報から3分後に現場に到着した警察官によって射殺された。
2021年に入社した容疑者は、最近解雇を告げられた。その後、両親と友人に銃撃をほのめかすメモを残した。特に、自身のインスタグラムを通じて犯行シーンも生中継した。インスタグラムはこの映像を削除した。
バイデン米大統領は声明を発表し、共和党に銃規制強化法案に早く同意すべきだと呼びかけた。バイデン氏は、「どれだけ多くの米国人が死ねば、共和党は共同体を守るために行動するのか」とし、「すべての銃販売時に身元照会を義務付け、銃器メーカーの責任免責条項もなくさなければならない」と強調した。
米国の非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」によると、米国では今年に入って現在までに銃事故で1万1539人が死亡した。4人以上の犠牲者が発生した事件も146件にのぼる。
ユン・ダビン記者 empty@donga.com