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国民年金の月200万ウォン以上受給者が1年間で4倍に

国民年金の月200万ウォン以上受給者が1年間で4倍に

Posted April. 03, 2023 08:49,   

Updated April. 03, 2023 08:49

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国民年金を月200万ウォン以上受け取る受給者が、昨年は5410人と、1年間で4倍に増加した。

1日、国民年金公団の「国民年金公報統計」によると、引退後、国民年金を毎月200万ウォン以上受け取る受給者は、2021年の1355人から2022年12月基準では5410人に増えた。

国民年金を月200万ウォン以上受け取る受給者は、2018年1月に初めて登場し、同年は10人だった。その翌年の2019年は98人、2020年は437人、2021年は1355人と着実に増加し、昨年は4倍に増えた。1988年に国民年金制度が導入されてから35年が経って長期加入者が増え、受取額が物価上昇率に合わせて毎年上がったためだ。

昨年末基準で、月200万ウォン以上の受給者の98.5%(5332人)が男性だったことが分かった。これは60代以上の女性の経済活動への参加が活発でなく、経歴断絶が多かったためと分析される。

昨年の老齢年金の受給者は531万2359人で、初めて受領者が500万人を超えた。しかし、月平均の受領額は58万6112ウォンで、国民年金の所得代替率(年金額が生涯平均所得に占める割合)は平均31.2%にとどまっている。実際、国民年金の受領額が20万〜40万ウォンの間の人が約40%(208万人)を占める。

しかし、時間が経って高額年金の受給者が増えるほど、基金枯渇の速度も速くなるという指摘が出ている。先月31日に発表された第5回国民年金の財政推計の最終結果によると、国民年金が今のように運営される場合、2055年に基金が底をつき、2060年には月所得の34%(個人と会社が半分ずつを負担)を保険料として払わなければならないものと予測された。

ソウル大学保健大学院のチョ・ヨンテ教授は、「時間が経って、国民年金の高額受給者と全体受給者の規模が増え、基金枯渇の速度が速くなるのは当然の手順だ」とし、「国民年金制度の構造的改革なしには、基金枯渇および未来世代の負担増加という事実を変えることはできない」と話した。

老齢年金の他に、障害年金と遺族年金の受給者は各々6万8451人と93万3637人で、彼らと一時金の受給者を合わせた全体国民年金の受給者は633万2568人だ。


イ・ムンス記者 doorwater@donga.com