Go to contents

「ヨナキッズ」トップランナー李海仁が世界選手権で銀メダル、金妍児以来10年ぶり

「ヨナキッズ」トップランナー李海仁が世界選手権で銀メダル、金妍児以来10年ぶり

Posted March. 27, 2023 08:27,   

Updated March. 27, 2023 08:27

한국어

「フィギュア女王」金妍兒(キム・ヨナ=33)は2014年ソチ冬季五輪で銀メダルを取った後、引退した。しかし、金妍兒が韓国フィギュアにまいた種は10年ほど経った今年、本格的に花を咲かせている。

「ヨナキッズ」のトップランナーである李海仁(イ・ヘイン=18・セファ女子高校)は24日、日本埼玉スーパーアリーナで開かれた2023国際スケート連盟(ISU)フィギュアスケート世界選手権女子シングルで220.94点(ショート73.62点、フリー147.32点)をマークし銀メダルを獲得した。優勝者の坂本花織(日本=224.61点)に僅差でリードされた。

金妍兒以後、韓国選手がフィギュア世界選手権でメダルを取ったのは李海仁が初めてで10年ぶりのことだ。金妍兒は世界選手権で計6個(金2個、銀2個、銅2個)のメダルを獲得した。最後のメダルは2013年世界選手権の金メダルだ。

李海仁は先月、ISU四大陸選手権でも210.84点で金メダルを獲得した。これもまた、韓国選手では金妍兒以来14年ぶりの優勝だった。李海仁は9歳の時、金妍兒が出演したアイスショーを見てフィギュア選手になることを決心した。

李海仁だけでなく金芸林(キム・イェリム=20・檀国大)、劉泳(ユ・ヨン=19・スリ高)らも世界舞台で着実に好成績をあげている。昨年、北京五輪で9位につけた金芸林は、同年ISUグランプリ(GP)第5戦NHKトロフィーで金メダルを獲得した。韓国女子選手のGP優勝は金妍兒以後初めてだった。金芸林は先月、4大陸選手権では李海仁に続いて銀メダルを獲得した。今季はやや不振だが、劉泳も昨年の世界選手権では金妍兒以後、最高成績の5位まで上がった。

ジュニア舞台でも新芽がのびのびと育っている。シン・ジア(15)は先月、カナダのアルバータ州カルガリーで開かれたジュニア世界選手権女子シングルで合計201.90点で2位につけた。昨年に続き2年連続の2位だ。同大会のアイスダンスでは、イム・ヘナ(19)-Ye QUAN(22)組が銀メダルを獲得し、アジア勢では初めて同種目の表彰台に上がった。

今回の世界選手権大会にはフィギュア最強国であるロシア選手たちが参加しなかった。ロシアのウクライナ侵攻による制裁のためだ。しかし、韓国フィギュアが質と量の両方で過去とは比べ物にならないほど成長したことは明らかだ。今の流れが続けば、韓国フィギュアは2026年ミラノ-コルティナダンペッツォ冬季五輪でもメダルを期待できる。


李憲宰 uni@donga.com