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娘100人当たり息子104.7人、45年ぶりの低水準に

娘100人当たり息子104.7人、45年ぶりの低水準に

Posted March. 02, 2023 08:41,   

Updated March. 02, 2023 08:41

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昨年、女児100人当に対する男児の数を表わす出生性比が105人に及ばず、45年ぶりの低い水準となかった。男児を好むため、高い性比を維持していた第3子の性比も、第1子と同様の水準に落ちた。

1日、統計庁の国家統計ポータルによると、昨年の総出生性比は1年前より0.4人減少した104.7人だった。これは過去最低だった1977年104.2人以来45年ぶりの低水準だ。

国内の出生性比は1970、80年代に104~111人水準で推移したが、1990年に116.5人で過去最高を記録した。子供を多く産んだ1970年代まで性別を問い詰める雰囲気が少なかったが、1980年代から「2人だけ産んでよく育てよう」という家族計画運動が展開され、男の子を産むための胎児の性別判定が増えたためと分析される。

当時、性比の不均衡が深刻な社会問題になるだろうという懸念が出て、1994年に人為的な胎児の性別判定が禁止された。2000年代に入って下向き曲線を描いていた出生性比は2007年に106.2人と正常範囲に進入した。 出生性比は103~107人を正常範囲とみなす。

昨年は第1子、第2子、第3子以上とに分けて集計した出生順位別の出生性比もすべて正常範囲内だった。第1子の出生性比は1年前より0.5人減った104.8人、第2子は前年と同じ104.6人だった。第3子以上の性比は出生順位別性比を集計し始めた1990年以来、最も低い105.4人だった。これまで「跡継ぎ」という通念のために息子を産むまで出産するケースが多く、第3子以上の出生性比が第1子より高かった。1993年には第3子以上の出生性比が歴代最高の209.7人まで高騰した。


崔惠? herstory@donga.com