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つぼみが開く時は痛みが伴う

Posted February. 27, 2023 08:35,   

Updated February. 27, 2023 08:35

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「そう、花のつぼみが開く時は痛みが伴うものだ/そうでなければなぜ春の日が遅く来るのか」(カリン・ボイエ著「そうだ、痛いものだ」)

スウェーデンで最も愛される詩の一つとして知られるカリン・ボイエ(1900~1941)の「そうだ、痛いものだ」の最初の一節で、1935年に出版された詩集「木のために」に掲載された作品だ。スウェーデンでこの詩句は、日常での変化の難しさを隠喩的に表現する時によく引用する。また、10代の青少年の時期に経験する不安と激変の時間にも、この詩を関連付けたりする。ある人たちは、この一節を愛と死の神秘に対する省察と見たり、あるいは以前の経験のある境界が崩れ、未曾有の冒険に席を明け渡す決定的な瞬間と見たりもする。

私は変化に抵抗するのではなく、変化を受け入れる時、この詩に慰めを求めたりする。外交官という職業は、数年ごとに周期的に生活の基盤が変化する状況に直面する。新しい国に移住し、新しい文化を理解するために努力するようになる。

私の韓国人の知人たちと同僚たちが、過去数十年間、大韓民国が経験した途方もない変化を反芻するのを聞く時は感動と共に謙虚になる。世界にインスピレーションを与える韓国の絶え間ない経済的、民主的、文化的変化に深く感動する一方、このような発展によって国民一人一人の生活に伴う変化を考えれば謙虚になる。もちろん前向きな変化だが、それに適応することは常に容易なことではないだろう。約100年前に書かれたこの詩から、今日の韓国でもある種の響きを見つけることができるのではないだろうか。詩の最後の一節はこう語る。

やがて、最悪の状況が来て何も役に立たない時/木は歓喜に満ちたようにつぼみを開き/つぼみは舞い上がる前に感じた恐怖も忘れたまま/一瞬至極の安堵感を感じ、その信頼の中に安息する/世界を創造するその信頼感。