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来月13~23日に韓米合同演習、北朝鮮は固体燃料ICBM挑発の可能性

来月13~23日に韓米合同演習、北朝鮮は固体燃料ICBM挑発の可能性

Posted February. 11, 2023 08:39,   

Updated February. 11, 2023 08:39

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北朝鮮が8日の軍事パレードで公開した新型固体燃料大陸間弾道ミサイル(ICBM)を、韓米合同演習が始まる来月13日を前後して発射実験する可能性が提起されている。

10日、政府筋によると、韓米軍当局は前半期の韓米合同演習「フリーダムシールド(FS)」を来月13日から開始することで合意し、準備を進めている。今回の演習は、実際の戦争勃発時には休息が与えられないことを考慮して、週末も継続する方式で来月23日まで11日間にわたって実施される。軍内外では、先月1日以降ミサイル挑発に出ていない北朝鮮が、過去最長の韓米合同演習が始まる来月13日を前後して高強度の挑発に踏み切るという観測が流れている。

同演習は、北朝鮮が全面的に韓国に侵攻する状況を想定して戦時米韓連合軍の作戦計画をシミュレーションする指揮所演習(CPX)であり、これに対して北朝鮮は毎年反発してきた。同演習は、韓米連合軍の防衛はもとより、反撃、北朝鮮指揮部の追放まで含む。北朝鮮がこれを口実に、米本土を奇襲攻撃できる固体燃料ICBMという決定的なカードを演習期間中に出す可能性が指摘されている。

専門家らは、北朝鮮が固体燃料基盤の北極星系潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験に乗り出した2014年以降、関連技術を蓄積し、固体ICBMの発射実験能力を備えていると見ている。韓国国家安全保障フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は、「2017年に北朝鮮が公開した固体燃料ICBMの移動式発射台に比べて長くなっており、発射の安定性を確保するために努力した形跡が見られる」とし、「金正恩(キム・ジョンウン)総書記が昨年12月に固体燃料エンジンの実験現場を視察したのは、関連技術開発が終わり発射だけが残ったという意味」と話した。


孫孝珠 hjson@donga.com