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違法高利貸しの利息が年414%、平均融資金は382万ウォン

違法高利貸しの利息が年414%、平均融資金は382万ウォン

Posted January. 31, 2023 07:52,   

Updated January. 31, 2023 07:52

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昨年、違法な高利貸し(未登録貸金業)の平均利息は、法定最高金利の20倍水準である年400%を超えていたことが明らかになった。市場の金利上昇の影響で、フォーマルセクターの融資の敷居が高くなり、高利貸し市場に押し出された人々の被害が大きいものと予想される。さらに、都市銀行の融資延滞率まで上昇傾向を示しており、金利高の衝撃が本格化しているという分析も出ている。

30日、韓国貸付金融協会の集計によると、昨年、司法機関と被害者から依頼を受けた6712件の高利貸しの取引の内訳を分析した結果、平均利息が年414%に達していた。高利貸し被害者の平均融資金は382万ウォンで、平均取引期間は31日だった。融資のタイプは、信用融資が6574件で最も多く、「日収」が112件、担保融資は26件だった。年率に換算した利息が法定最高金利である年20%を越えれば、全て不法に該当する。

KB国民(クンミン)、新韓(シンハン)、ハナ・ウリィ、NH農協の5大都市銀行の融資延滞率も増加傾向を続けている。5大銀行の中小企業向け融資の平均延滞率は、昨年12月は0.28%で、9月(0.23%)より0.05%ポイント上昇した。個人事業者向け融資の平均延滞率も、同期間0.18%から0.24%へと0.06%ポイント上昇した。

家計融資の延滞率も、増加傾向を見せている。住宅ローンや信用融資など、家計向け融資の平均延滞率は、昨年9月の0.16%から12月は0.19%へと0.03%ポイント上昇した。

専門家たちは、現在の延滞率は絶対的な水準は高くないが、通常、銀行が健全性を管理する年末に上昇の流れを見せるという点に注目している。特に今後、融資金利の金利高が続けば、限界世帯や中小企業を中心に不良融資は手の施しようがないほど膨らみかねないという予測も出ている。

各銀行はまだ大きく懸念する状況ではないが、今年は延滞率がさらに拡大する可能性があるだけに、健全性管理に努める方針だ。ある都市銀行の関係者は、「上半期の融資不良が大きくなりかねないと見て、引当金を十分に積み上げている」と話した。


ユン・ミョンジン記者 mjlight@donga.com