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風邪薬の販売数量制限が秒読み、薬局「供給減り問い合わせ増加」

風邪薬の販売数量制限が秒読み、薬局「供給減り問い合わせ増加」

Posted January. 03, 2023 08:23,   

Updated January. 03, 2023 08:23

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ソウル市内の薬局では風邪薬の供給が減った一方、購入の問い合わせは増えていることが分かった。中国内での新型コロナウィルス感染者の急増後、風邪薬を買いだめする兆しが見えると、政府は1人当たりの風邪薬の販売数量を制限するという方針を明らかにしている。

2日、東亜(トンア)日報がソウル鍾路区(チョンノグ)の薬局16ヵ所を取材した結果、多くの薬剤師は「普段より風邪薬の供給が減った」と懸念の声を上げ、自主的に大量購入を制限する様子だった。

ある薬局の職員のA氏は、「3~4日前から、60代や70代の高齢者が風邪薬を少なくとも5本、多くは10本ずつ買っていった」とし、「(理由を)聞いたら『中国の新型コロナの拡大ニュースを見て不安なので家族に配りたいと思う』」と話した。在韓中国人の買いだめの動きもあった。A氏は、「中国人から風邪薬が10個ほしいと言われたら、1、2個だけ売る」と話した。

一部の薬局には、大量購入が可能かどうかを尋ねる問い合わせが続いている。恵化洞(ヘファドン)周辺の薬局職員のB氏は、「先週、外国人と見られるお客さんから『いくつまで買えるか』と尋ねられることが2度あった」とし、「大量購入時に割引が可能かと尋ねられたので、個人には大量には販売しないと答えた」と話した。他の薬局の職員のC氏も、「最近、風邪薬をどれくらい買うことができるかと電話で聞くお客さんがいた」と話した。ある薬局の職員は、「製薬会社から風邪薬の供給がされず、買いだめが可能なほどの物量を保有していない」と話した。

ただ、まだ買いだめで風邪薬が品切れになったと明らかにしたところはなかった。一部の薬局の出入り口には、「風邪薬など呼吸器関連医薬品(一般薬)は、3日から最大5日分の購入をお勧めします」という案内文が貼られていた。政府は今週、風邪薬の販売数量の制限の時点と対象など詳細内容を確定して発表する。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com