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「北朝鮮の偵察衛星は1960年代水準、急速に発展する可能性」 米シンクタンク評価

「北朝鮮の偵察衛星は1960年代水準、急速に発展する可能性」 米シンクタンク評価

Posted December. 22, 2022 08:48,   

Updated December. 22, 2022 08:48

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北朝鮮の偵察衛星技術が急速に発展する可能性があると専門家らが見通した。まだ1960年代の水準にとどまっているが、来年4月頃、北朝鮮が公言したとおり進展する可能性があるという見方もある。

米戦略国際問題研究所(CSIS)のジョセフ・バミューデス上級研究員は、北朝鮮が最近明らかにした偵察衛星に関連して、「米国の衛星技術初期である第2世代、1960年代水準のようだ」と指摘したと、米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカが21日、報じた。しかし、バミューデーズ氏は、「長い間、偵察衛星の開発に邁進してきた北朝鮮が、ついに目標を成し遂げた」とし、「必要なすべての技術を備えており、今後、性能を急速に改善するという点が重要だ」とも述べた。また、米自由アジア放送(RFA)とのインタビューでは、「もし北朝鮮が最先端技術を追求しなければ、もっとはやく動くことができる」と述べた。今は、北朝鮮の発表通り試験段階だが、北朝鮮の国家宇宙開発局が軍事偵察衛星1号機の準備を終えると明らかにした来年4月の完成段階では、かなり進展している可能性もあると付け加えた。

ミドルベリー研究所のデビッド・シュメーラー研究員も、世界的な衛星技術の発展傾向に応じて北朝鮮の技術も改善されると見通した。シュメーラー氏は、「最近、多くの海賊会社が各地で技術を提供し、この分野の能力を開発する技術障壁が低くなっている」とし、北朝鮮がこれらから技術を伝授されている可能性を示唆した。米ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は、北朝鮮が発展する衛星技術を韓国ミサイル防衛網の封鎖に使用する可能性があると見通した。

米政権も、北朝鮮の技術進展の可能性を注視している。米国防総省のパット・ライダー報道官は20日(現地時間)、定例会見で、北朝鮮が偵察衛星の準備完了時期に関して発言したことを問われ、「詳細な情報内容については話せない。これは、現在の環境における宇宙領域の重要性を示すものだ」と述べた。


申나리 journari@donga.com