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文在寅政権の大統領秘書室長を事情聴取、「西海公務員殺害事件」で検察

文在寅政権の大統領秘書室長を事情聴取、「西海公務員殺害事件」で検察

Posted December. 14, 2022 08:35,   

Updated December. 14, 2022 08:35

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検察が13日、元大統領府国家安保室長の 徐薫(ソ・フン)容疑者(拘束収監)とともに文在寅(ムン・ジェイン)前大統領に西海(ソへ)公務員殺害事件を報告した「大統領府ナンバー2」の盧英敏(ノ・ヨンミン)元大統領秘書室長(写真)を呼び出して事情聴取した。

東亜(トンア)日報の取材を総合すると、ソウル中央地検公共捜査1部(李熙東部長検事)は同日、盧氏を呼んで海洋水産部公務員のイ・デジュン氏(死亡当時47歳)が殺害された翌日の2020年9月23日午前1時に開かれた関係閣僚会議の議論内容と、同日午前8時半頃の文大統領への報告などについて聴取した。当時の報告で、文氏は「もし情報が事実であると明らかになれば国民が怒ることだ。事実関係を把握し、あるがままに国民に伝えよ」と指示した。

しかし、徐容疑者が同日、関係閣僚会議で保安維持の決定を下したため、国家情報院と国防部が作成した情報報告書がすべて削除されたというのが検察の見解だ。検察は、徐容疑者がイ氏を救助できなかったことに対する責任を回避し、同時刻にあった文氏の国連演説に対する批判をかわす一方、対北朝鮮和解政策への批判に対応するために事件の隠蔽を図ったと見ている。

最大野党「共に民主党」の金宜謙(キム・ウィギョム)報道担当は13日、電話取材に対して、「韓国政府が限られた情報で最大限の努力を傾けて決定した政策的判断だった」とし、「徐元室長を拘束したのに続き、盧元室長、朴智元(パク・チウォン)元国情院長まで呼び出して事情聴取することは政治的報復だ」と非難した。


チャン・ウンジ記者 パク・ジョンミン記者 jej@donga.com · blick@donga.com