「舞台で皆さんに会いたいです」
カナダ出身のポップ歌手セリーヌ・ディオンさん(54)が8日(現地時間)、希少神経疾患のために来年予定されている欧州コンサートを中止するとして、このように話した。
ディオンさんは同日、インスタグラムに投稿した動画の中で「100万人に1人がかかるスティッフパーソン症候群(SPS)を患っている」と告白した。SPSは希少難病で全身の筋肉に深刻な硬直を起こす。
ディオンさんは、「この疾患は痙攣を起こすが、時々歩行が困難になり、歌う時に声帯が使えなくなる」とし、「再び公演できるようスポーツ医学専門家たちと毎日リハビリ運動をしている」と闘病に意志を示した。1990年代にマライア・キャリー、ホイットニー・ヒューストンと共に世界3大ディーバに挙げられたディオンさんは映画「タイタニック」の主題歌「My Heart Will Go On」など多くのヒット曲を歌い、グラミー賞「最優秀アルバム賞」を受賞した。ディオンさんは、「私が知っている全ては歌」とし、「舞台で公演したことが懐かしい。回復の道を歩むことを希望する」と涙を流した。
金玹秀 kimhs@donga.com