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修学能力試験の満点者3人が全員理系…在校生2人、浪人1人

修学能力試験の満点者3人が全員理系…在校生2人、浪人1人

Posted December. 09, 2022 09:02,   

Updated December. 09, 2022 09:02

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先月17日に行われた2023学年度の大学修学能力試験(修能)で、全科目の満点者が全国から3人出た。いずれも科学探求領域を選択した理系の生徒だ。

韓国教育課程評価院のイ・ギュミン院長は8日、2023学年度の修学能力試験の採点結果の発表ブリーフィングで、「全科目の満点者は計3人であり、そのうち在生徒が2人、浪人が1人」と話した。「極めて難しい修能」と言われた2022学年度の修学能力試験で満点者が1人出てきたのに続き、今年も満点者は少なかった。2021学年度は6人、2020学年度は15人が全科目満点だったことを考慮すれば、今年も修能が難しく出題されたものと分析される。

専門家たちは、今年、数学が難しく出題され、相対的に数学が得意な理系の生徒たちが有利だったと分析した。今年の数学領域標準点数の最高点(145点)は、前年度(147点)と大差なかったが、満点者は前年度の2702人から今年は934人に激減した。メガスタディのナム・ユンゴン入試戦略研究所長は、「22番など共通科目が難しく出題され、文系生徒たちが満点を取るのは容易ではなかっただろう」と話した。

今回の修能で社会探求が難しく出題されたのも、「文系満点者0人」に影響を及ぼしたと見られる。社会探求の中で最も多い生徒(13万6793人)が選んだ「生活と倫理」は、今年の満点者は1133人で、前年度の3951人から激減した。進学社のウ・ヨンチョル入試戦略研究所長は、「今年の社会探求科目の難度は前年度より上昇し、科学探求は前年度並みに出題され、文系生徒たちが満点を取るのが難しかっただろう」と話した。

理系生徒に有利な文・理系統合修学能力試験の特性により、上位圏の生徒たちの理系偏り現象は持続するものと予測される。鍾路(チョンノ)学院のイム・ソンホ代表は、「数学選択科目の中で、理系の生徒たちが主に選択する微積分と幾何の標準点数が高く形成されている」とし、「概して上位圏大学は、定試で標準点数を活用するが、上位圏の生徒たちはこれを考慮して理系に集中するだろう」と予測した。イトゥス教育評価研究所のキム・ビョンジン所長は、「微積分と幾何を選択すれば、自然系列と人文系列に全て支援できるが、確率と統計を選択すれば人文系列に支援の幅が限られるという点も考慮対象だろう」と話した。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com