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現代自グループ「W杯広報効果は少なくとも数十兆ウォン」

現代自グループ「W杯広報効果は少なくとも数十兆ウォン」

Posted December. 05, 2022 08:59,   

Updated December. 05, 2022 08:59

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サッカー韓国代表がワールドカップ(W杯)でベスト16入りを果たし、W杯公式パートナー(スポンサー)として様々なマーケティング活動を行っている現代(ヒョンデ)自動車グループも喜んでいる。

現代自動車・起亜(キア)自動車は、国際サッカー連盟(FIFA)と契約を交わしたスポンサー企業の中で最も高い等級である「公式パートナー」7社の一つだ。アディダスやコカコーラ、カタール航空、ビザカード、カタールエネルギー、ワンダグループなどと共に公式パートナーである現代自動車・起亜自動車は、W杯を含めFIFAが主管するすべての大会の競技場内の広告板(Aボード)の利用など多様な広告権利を持っている。現代自動車グループは、韓国代表チームの試合だけでなく、カタールW杯の全試合でブランド露出や現代自動車のアイオニック5、起亜EV6などの電気自動車が、サッカーボールを転がす広告などを行っている。

現代自動車グループは、今回のカタールW杯が閉幕すれば、広告効果を分析する計画だ。韓国は当初、ベスト16入りが難しいだろうという予想を破って決勝トーナメントに進み、日本はドイツとスペインを連破するなど異変が続出し、W杯に対する韓国国内外の関心が大きく増えたためだ。現代自動車グループの関係者は、「今大会に対する国内外の関心と韓国代表チームの成績などを考慮すれば、少なくとも数十兆ウォン以上の効果があるだろう」と伝えた。

現代自動車グループは、2002年の韓日W杯共催からFIFAと公式パートナー契約を結んできた。現在の契約は2010年から2022年までの12年間、計2億4000万ドル(当時の為替レートで約2700億ウォン)を毎年分割して支給する方法で交わされている。現代自動車グループの広告代理店であるイノションは、韓国がベスト16入りした2010年の南アフリカ大会で約8兆6000億ウォンの広告効果が発生したと試算した。直近の2018年のロシアW杯でも、広告効果は10兆ウォン以上だったと見ている。これは、競技場内のAボード露出効果だけを計算したものだ。

実際、W杯期間中、現代自動車・起亜ブランドは、グローバル自動車の中で唯一露出されている。自国の自動車ブランドを保有しているドイツや日本のサッカー代表チームでさえ、現代自動車・起亜自動車が製作した大会用バスに乗って、宿舎と競技場の間を移動しなければならない。W杯開催地の一帯で行われる公式街頭応援の空間でも、現代自動車・起亜ブランドを確認することができる。ユーチューブのようなオンラインプラットフォーム、各国のニュースを通じて放送されるハイライト映像などまでを全て考慮すれば、効果ははるかに大きくなるだろうという分析が出ている。

現代自動車グループは、今回のW杯を通じて、世界中の消費者に持続可能な未来を実現するというビジョンを伝えることに力を入れている。防弾少年団(BTS)と手を組んで作った炭素中立実践のためのキャンペーン音源「世紀のゴール」は、ユーチューブだけでクリック件数が7000万件以上を記録し、世界的な人気を集めている。現代自動車グループは、今大会の運営車両として乗用車とレジャー用車両(RV)446台、商用車170台の計616台を提供し、特に電気自動車とハイブリッド車(HEV)などのエコカー236台をFIFAに支援した。


李建赫 gun@donga.com