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抗体注射剤「Evusheld」の投薬対象を固形がん患者などに拡大

抗体注射剤「Evusheld」の投薬対象を固形がん患者などに拡大

Posted November. 15, 2022 09:57,   

Updated November. 15, 2022 09:57

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防疫当局は、新型コロナウイルス感染症の冬季の第7派に備え、予防的抗体注射剤「Evusheld」の投薬対象を14日拡大した。

疾病管理庁は同日、Evusheldの投薬対象を従来の免疫力の落ちる血液がんや臓器移植、先天性免疫不全症患者から、固形がんやヒト免疫不全ウイルス(HIV)、リウマチ患者にまで広げた。がん化学療法剤やB細胞枯渇治療など、深刻な免疫低下治療を受ける患者も投薬できる。

オミクロン株に対応するため、投薬容量も1回当たり300ミリグラムから600ミリグラムに増やした。既存の300ミリグラムの投薬者は、投薬日から3ヵ月以内であれば、300ミリグラムを追加投薬できる。投薬後3ヵ月が経過した場合、600ミリグラムを追加投薬する。Evusheldは、体が自ら抗体を生成できるように助けるワクチンとは異なり、完成した新型コロナの抗体を体に直接注入する方法だ。抗体が形成されにくい患者が投薬対象である理由だ。

新型コロナ・ワクチンの冬季接種率は依然として低い。60歳以上の接種率は10.3%、18〜59歳の成人接種率は0.4%(以上14日基準)に過ぎない。新型コロナ特別対応団のチョン・ギソク団長は同日のブリーフィングで、「韓国国内の60歳以上の冬季接種率は、米国(26%)よりも低い」とし、「一部からは一日の最大感染者が18万人の水準だった夏の流行のように、冬も大丈夫だと予想するが、冬は重症リスクがより大きい」と警告した。


柳根亨 noel@donga.com