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民主党、MBC記者の大統領機搭乗禁止に「稚拙」と批判 与党「歪曲報道への対応」

民主党、MBC記者の大統領機搭乗禁止に「稚拙」と批判 与党「歪曲報道への対応」

Posted November. 12, 2022 08:33,   

Updated November. 12, 2022 08:33

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が11日、東南アジア歴訪でカンボジアに出国したが、MBC取材陣の大統領専用機の搭乗を許可しなかったことをめぐって、政界で攻防が続いた。

最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は同日午前、最高委員会で、MBCの搭乗排除について、「国の品格が失墜する理解できないことが起きた」とし、「即時撤回せよ」と求めた。また、「幼稚で稚拙で話すことも恥ずかしい」とし、「メディアに対する告発と捜査、特定のメディアに不利益を与える行為は、民主主義の根幹を揺るがすことであり、あってはならない」と主張した。

一方、与党「国民の力」の「MBC偏向・操作放送真相究明タスクフォース」は声明を出し、「MBC取材記者に対する専用機搭乗制限措置は誰も望まなかったことだが、『字幕操作放送』に対する最小限の措置がなければ、繰り返される歪曲・操作放送はどのように対応するのか」とし、「言論の自由を考えるなら、これまでの偏向、歪曲、フェイクニュースについても同じ尺度で対処しなければならない」と主張した。

同日の国会文化体育観光委員会全体会議でも、同問題で攻防が繰り広げられた。民主党は、来年度文体部予算案のうち海外歴訪プレスセンター設置・運営予算47億4千万ウォンを全額削減するよう求めたが、与党は「全報道機関が使用する予算を削減することは言論弾圧」と対抗した。

一方、韓国新聞協会は同日、「特定の報道機関に対する大統領専用機搭乗『拒否』を直ちに撤回せよ」と声明を出した。そして、「言論に対する規制はいくら些細なことでも取材報道活動を萎縮させ、国民の知る権利と言論の自由を侵害する可能性があるため、慎重に接近しなければならない」とし、「報道機関の取材陣に専用機の搭乗を許可しなかったことは、現政権が強調する自由民主主義の原則にも真っ向から反する」と指摘した。


クォン・グヨン記者 9dragon@donga.com