Go to contents

アイブのチャン・ウォニョンが着用した鳳凰の飾りが施されたかんざしは朝鮮王室の装身具

アイブのチャン・ウォニョンが着用した鳳凰の飾りが施されたかんざしは朝鮮王室の装身具

Posted November. 03, 2022 08:16,   

Updated November. 03, 2022 08:16

한국어

人気ガールズグループ・アイブのメンバーであるチャン・ウォニョンが、最近着用した鳳簪(鳳凰の飾りがついたかんざし)について様々な意見が持ち上がっている。中国の一部のネットユーザーが、「中国文化を盗んだ」と主張すると、韓国国内では「また私たちのものを自分のものだと言い張っている」と憤った。

結論から言えば、先月16日、フランス・パリのファッションウィークでチャン・ウォニョンが鳳簪について言及し、「韓国の趣を見せたかった」と言ったのは正しい言葉だ。かんざしは、韓半島の古代から伝わってきた伝統文化であり、鳳簪は朝鮮王室で重要な行事が開かれる時に愛用する装身具だった。嘉泉(カチョン)大学ファッションデザイン科のチョ・ヒョスク碩座教授は、「鳳簪は、王妃や大妃など、內命婦の最高地位の女性だけが着用できた朝鮮王室の代表的遺物だ」と話した。

女性たちが長い髪を巻き上げて止めるかんざしは、韓国や中国、日本など東アジア全域に広がっている装身具文化。三国史記には、834年の統一新羅で、当代の身分制である骨品制により、「真骨女性は真珠装飾のかんざしを使用できず、六頭品の女性はかんざしに純金を使用してはならない」という記録がある。

鳳簪もやはり、3国で身分の高い女性たちに愛されたアイテムだった。しかし、朝鮮では、王室の国家的行事にのみに使用されるほど、正統性を付与された装身具だ。代表的な文化財として、英親(ヨンチン)王妃が婚礼の際に着用した鳳簪7点が国立故宮博物館に残っている。国立古宮博物館のソ・ジョンミン学芸研究士は、「龍や梅の形をしたかんざしは、宮中で日常的に使われたが、鳳簪は王室婚礼など重要行事の時にだけ着用した『公式儀礼用』と見なければならない」と説明した。

ただ、チャン・ウォニョンが着用した鳳簪は、韓国固有の伝統様式と見るには多少無理がある。王室で使っていた昔の鳳簪とは形が違うからだ。もちろん、中国や日本の形式でもない。チョ教授は、「韓国デザイナーが、伝統的なかんざしからアイディアを得て現代的に新しく解釈した作品だと見るのが正しい」と話した。

では、朝鮮のかんざしならではの特徴は何だろうか。水原(スウォン)大学衣類学科のイ・ソンヒ客員教授は、「中国と日本のかんざしは、長くない縦型であるのに比べ、韓国のかんざしは横に太くて長い形だ」と話した。

韓国のかんざしが独特な形をするようになったのは、1756年に英祖(ヨンジョ)が「頭の上に乗せた飾り髪」である加髢を禁止してからだという分析が出ている。もともと東アジアでは加髢の上に挿す縦型かんざしを主に使っていたが、朝鮮では英祖が加髢禁止令を下した後、後ろに束ねた髪を固定するために、横に長くて太いかんざしが広がったという。イ教授は、「かんざしは、後ろに束ねた髪において最も大きな変化を与えるファッションアイテムだ」とし、「以後、朝鮮のかんざしは、時間が経つにつれて横に長くなり、簪頭(かんざしの頭)もさらに厚く立体的に変わった」と話した。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com