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KBS新社屋の設計監理費だけで56億ウォンの無駄遣い

KBS新社屋の設計監理費だけで56億ウォンの無駄遣い

Posted October. 25, 2022 08:36,   

Updated October. 25, 2022 08:36

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KBSは、2800億ウォン規模の新社屋の建設を十分な検討なしに進めたが、それを取り消して予算を浪費するなど経営が放漫だという指摘を受けた。

24日、与党「国民の力」の許垠娥(ホ・ウンア)議員が公開した国会科学技術情報放送通信委員会の「2021年度のKBSの決算承認案の検討報告書」によると、KBSは2015年から推進している「未来放送センター」の建設のために設計監理費として56億3000万ウォンを使ったが、昨年11月に事業をあきらめた。未来放送センターは、ソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨイド)のKBS研究棟の敷地に建設する新しい社屋で、2800億ウォンかかる大型事業だ。

KBSは、未来放送センターの建設のために、不動産売却代金1465億ウォン、政府資本金938億ウォンの追加出資などの財源調達計画を立て、2016年、理事会はこの事業を議決した。同報告書は、「当時、敷地を売却しようと計画した送信所の閉所(送出中断)が不確実であり、政府資本金の追加出資は、緊縮財政などで(政府予算に)反映されていなかった。KBSはこれを反映せずに財源調達計画を樹立した」と指摘した。綿密な検討なしに事業を推進し、設計監理費56億3000万ウォンを浪費したのだ。

報告書は、現在KBSが84億5000万ウォン相当のゴルフ・コンドミニアム会員権を保有していることも行き過ぎだと指摘した。報告書は、「広告部署の販促業務のためのものだというが、KBSは(広告比率を下げ)受信料の割合を拡大するという方針に合致しない」と批判した。


鄭盛澤 neone@donga.com