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新型コロナ再流行の兆し、9週間ぶりに拡大傾向に転換

新型コロナ再流行の兆し、9週間ぶりに拡大傾向に転換

Posted October. 22, 2022 08:57,   

Updated October. 22, 2022 08:57

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しばらく落ち着きを見せていた新型コロナウイルス感染症の韓国国内での流行が再び大きくなっている。早ければ来月にも、新しい再流行が始まる可能性があるという懸念が出ている。

中央災難安全対策本部は、今月第3週(16~20日)の国内での新型コロナの再生産指数は1.09と集計されたと、21日明らかにした。「感染再生産指数」とは、感染者1人が何人にウイルスを伝播するかを数値で表したものだ。この数字が1より大きければ、流行が拡大する状況と見る。感染再生産指数が1を超えたのは、「第6波」がピークだった8月第3週以降9週間ぶりのことだ。今月初めは1万人台まで下がっていた一日の感染者数も、21日は2万4571人に達した。

専門家たちは現在、国内優勢株であるオミクロン株のBA.5より伝播力がさらに強い下位株が「競争」を繰り広げていると分析した。このうち、優勢株の位置を占める株が第7波を導くこともありうる。最も可能性の高い株の候補は、米国と欧州で流行が本格化しているBQ.1とBQ.1.1の株だ。米国ではすでに二つの株の割合が11%に達している。BQ.1とBQ.1.1は、国内でそれぞれ6件と11件が発見された。

これまで、国内で15件発見されたXBB株も伏兵となっている。世界保健機関(WHO)は20日(現地時間)、「オミクロン株は300種を超えるが、このうちXBB株の免疫回避力は相当な水準だ」と警告した。

高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は、「海外入国者に対する検査義務が解除されただけに、実際の株感染者数は予想より多いと推定される」と述べた。


イ・ジウン記者 ユ・グンヒョン記者 easy@donga.com · noel@donga.com